唖者の叫び

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』

唖者の叫び(おしのさけび)は、霊界物語第3巻第36章#の章題。

南高山を脱け出しさすらいの旅を続ける道彦(大道別)は神命によって聾唖者を装っていた。道彦に恋慕する八島姫が後を追ってきて呼び止めるが、道彦は聞こえないフリをする。〈道彦は表面素知らぬ顔はなしゐるものの、心の中には八島姫の心情を察知し、万斛の涙にむせびゐたるなりき。〉

八島姫は決心して、短刀を出して自害しようとする。しゃべれないフリをしていた道彦だが、思わず「待たれよ」と叫んだ。