千引の岩

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』

千引の岩(ちびきのいわ)は、

  1. 千人もの人数で引かねば動かないほど重い岩のこと。固有名詞ではなく普通名詞。霊界物語には多数の「千引の岩」が登場する。
  2. 霊界物語第52巻第15章の章題。
  3. もともとは古事記に出て来る言葉である。伊邪那岐命黄泉の国から地上に逃げ帰る時、伊邪那美命が追って来たが、伊邪那岐命は黄泉比良坂に千引の岩を置いて道を塞いだ。

本項では普通名詞としての千引の岩について解説する。


概要

主なエピソード

霊界物語には多数の「千引の岩(千引岩)」が登場するが、主なものには次のものがある。

その他

  • 石は真を現すもので、あらゆる虚偽と罪悪と醜穢を裁断する神力が備わっている。古事記黄泉比良坂に千引の岩を置かれたの、黄泉の国の曲津を裁断するためであった。人間の屋敷の入口に大きな岩を立て門の代用にするのも、外から来る悪魔を防ぐためである。また家屋の周囲に延石(のべいし)を据えるのも、千引の岩の古事にならって悪魔の襲来を防ぐためである。築山を石で飾るのも、神の真を現すためであり、悪魔の襲来を防ぐためである。〔第52巻第15章千引岩#
  • 言霊学上、千引岩は「血日国金剛数多(ちびきいは)」という意義で、君国を思ふ赤誠の血の流れた大金剛力の勇士の群隊ということであって、国家の干城(かんじょう)である忠勇無比の軍人のことである。また国家鎮護の神霊の御威徳も、国防軍もみな千引岩であり、侵入して来る魔軍を撃退し、または防止する兵力の意義である。〔第8巻第43章言霊解五#

脚注

  1. 使用回数は千引岩23回、千引の岩50回

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