八種の雷神
八種の雷神(やくさのいかずちがみ)[1]とは、霊界物語に登場する人物。次の八神の総称。
概要
- 表記ゆれ:八種の雷の神(やくさのいかずちのかみ)
- 初出:第1巻第21章「大地の修理固成」#:〈そこで大国常立大神は非常に憤りたまうて、深い吐息をおはきになつた。その太息から八種の雷神や、荒の神がお生れ遊ばしたのである〉
- 八種の雷神はもともと古事記に登場する神々である。黄泉国でイザナギは、イザナミの身体に蛆虫がたかり、八種の雷神が取り付いているのを目撃した。その頭には大雷、胸には火雷、腹には黒雷、陰(ほと)には拆雷、左手には若雷、右手には土雷、左足には鳴雷、右足には伏雷がいた。それを見てイザナギは黄泉国から逃げ出した。
主なエピソード
【第8巻】日の出神が海の竜宮へ行くと、八種の雷神が母神イザナミを取り囲んでいた。日の出神はイザナミを救出する。八種の雷神の荒びは日に月に激しくなり、ついに黄泉比良坂の戦いが勃発することとなった。〔第8巻第12章「身代り」#〕
【第10巻】黄泉比良坂の戦いで八種の雷神は魔軍の武将として参加した。〔第10巻第13章「蟹の将軍」#~第14章「松風の音」#、第21章「桃の実」#~第22章「混々怪々」#〕