与謝の海

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』

与謝の海(よさのうみ)は、霊界物語に登場する海。丹後の国宮津近辺の海。

第16巻第1章天橋立#に1回だけ出る。「何時の間にやら日数を重ね 年も二八の若狭湾 身の行先はどうなりと 成生の岬を後にして 昨日や経ケ岬をば 右手に眺めて宮津湾 神伊弉諾の大神の いねます間に倒れしと 言ひ伝へたる波の上 長く浮かべる橋立の 切り戸を越えて成相の 山の嵐に吹かれつつ 漸く心地も与謝の海 波も柔ぐ竜灯の 松の根元に着きにける」:この歌では「心地よい」という言葉に引っ掛けて「与謝の海」が使われている。

現実の与謝の海

霊界物語に「与謝」という地名は登場しないが、京都府与謝郡のこと。

引用した霊界物語の歌を現実の地名に照合すると、与謝の海とは、宮津湾の中でも天の橋立にかなり近い海域を指しているように思われる。

ヨサの語源

王仁三郎によると、素盞嗚命がこの海を見てヨサ、ヨサと誉めたことに由来する。

「与謝の海はヨサの海と訓む、往昔素盞嗚命が覧(みそな)はして、ヨサ、ヨサとお賞(ほめ)になつたので、しか名づけられたのである。ヨシヤ(ヨシャ)と読んではいけないのである」〔水鏡「与謝の海」#

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