一燈園
一燈園(いっとうえん)は、精神修養団体。西田天香が明治37年(1904年)に京都で設立した。宗教法人ではなく、正式名称を一般財団法人「懺悔奉仕光泉林(ざんげほうしこうせんりん)」という。
懺悔・下座の生活を重視しており、家々を回り無償で便所掃除をさせてもらう「六万行願」[1]という運動をしていることで有名だが、王仁三郎は一燈園について批判的な発言をしている。
懺悔すれば罪が消えるというて、既成宗教では懺悔を以て教の眼目として居る。又二燈園とか三燈園とかでは、懺悔の生活を標語として居るやうであるが、人前に懺悔する時は却つて罪を造るものである。何となれば、人は神の分霊分身であるから、自分の恥を人の前に曝露するは神を辱かしむるものであつて、真の神様には喜ばれないのである。(略)
霊界物語には「一燈園」とそれをもじった「二燈園」という名が1度ずつ出る。また「天香教」「天香宗」とも呼んでいる。何れも一燈園や西田天香を茶化した話になっている。