ブルガリオ
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ブルガリオは、霊界物語で中有界の別称として使われている。次の4ヶ所に出る。
- 第54巻第15章「愚恋」#:「ここはブルガリオの八衢の関所である」
- 第56巻第6章「高圧」#:「三年の間、ブルガリオの修行を命じ給ふたのである」
- 第56巻第7章「高鳴」#:「首尾よく脱離しブルガリオ 八衢関所に到着し」
- 第63巻第10章「鷺と鴉」#:「そして斯の如き順序を取る所は精霊界即ち中有界の中心点たる天の八衢の関所であつて、伊吹戸主神の主管し給ふ、ブルガリオに於て行はるるものであります」:ブルガリオは伊吹戸主が主管している。
語源はカトリック用語の煉獄(れんごく)だと思われる。ラテン語だと「Purgatorium」、英語だと「Purgatorio」(プルガトリオ)で、ダンテ『神曲』第2篇やマーラーの交響曲第10番第3楽章の題名として使われている。煉獄は「死者が天国に入る前に、その霊が火によって罪を浄化されると信じられている場所。天国と地獄との間」〔広辞苑〕であり、王仁三郎が説く中有界の概念に似ている。なお、キリスト教でも他の教派(プロテスタントなど)では煉獄を認めていない。