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修補版

1,267 バイト追加, 2023年11月29日 (水) 02:41
編集の要約なし
'''修補版'''(しゅうほばん)とは、昭和62年(1987年)9月から平成7年(1995年)にかけて[[天声社]]が刊行した[[霊界物語]]のこと。[[天祥地瑞]]を含む81巻83冊が発刊された。天声社刊の霊界物語の現行版である。編者は「大本教典委員会」(代表 [[出口斎]])。
== 概要 ==
[[ファイル:SyuuhobanHonbun.png|200px|thumb|right|修補版の本文(第1巻序)]]
総ルビで、旧仮名遣い。
[[聖師校正本]]を底本にしているが、「社会情勢にてらして問題があると思われる箇所、ならびに現在禁句として社会に定着している用字・用語や、文脈上適当でないと思われる用字・用語については、省略・いいかえを行い、また漢字をひらかなに」修正している。を底本にしているが、「社会情勢にてらして問題があると思われる箇所、ならびに現在禁句として社会に定着している用字・用語や、文脈上適当でないと思われる用字・用語については、省略・いいかえを行い、また漢字をひらかなに」<ref>第1巻「修補版のあとがき」</ref>修正している。
天声社社史<ref>[http://www.tenseisha.co.jp/syasi/syasi_17.html 「17,情報化時代に応えて」]</ref>によると、「人権問題が国民的課題としてクローズアップされて久しいが、教団もこれに対応して同和対策室を設置、積極的に活動を展開してきた。こうしたなかで全文献について見直し作業が行われることとなり、「霊界物語」も新たに修補版が刊行されることになった。社は昭和62年9月4日、修補版第1巻を発売した。」とある。
 
== 修正例 ==
 
いわゆるPC(ポリティカル・コレクトネス)が施されている例。
 
{| class="wikitable"
! 巻章 !! 戦前の版 !! 修補版 !! 修正事項
|-
| 第1巻第19章 || 初版p148-L3「すると盲目(めくら)の男は」 || p135-L7「すると盲目(まうもく)の男は」 || 「めくら」を「まうもく」に言い換え。
|-
| 同章 || 初版p148-L9「盲目(めくら)が眼明きの手を曳いて」 || p136-L4「眼明きの手をひいて」 || 「盲目(めくら)が」を削除。
|-
| 第47巻第2章 || 再版p33-L1「斯かる盲目者(まうもくしや)は」 || p39-L4「かかる者は」 || 「盲目」を削除。
|}
== 編集方針 ==
               大本教典委員会<br>
</blockquote>
 
== 修正例 ==
 
PC(ポリティカル・コレクトネス)が施されている例。
 
{| class="wikitable"
! 巻章 !! 戦前の版 !! 修補版 !! 修正事項
|-
| 第1巻第19章 || 初版p148-3行目「すると盲目(めくら)の男は」 || p135-7行目「すると盲目(まうもく)の男は」 || 「めくら」を「まうもく」に言い換え。
|-
| 同章 || 初版p148-9行目「盲目(めくら)が眼明きの手を曳いて」 || p136-4行目「眼明きの手をひいて」 || 「盲目(めくら)が」を削除。
|-
| 第49巻第2章 || 再版p33-1行目「斯かる盲目者(まうもくしや)は」 || p39-4行目「かかる者は」 || 「盲目」を削除。
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| 第24巻第10章章題 || 初版「土人の歓迎」 || 「郷人(さとびと)の歓迎」 || 「土人」を「郷人」に言い換え。<ref>戦前の版では、第24巻と第25巻で多数「土人」という言葉が使われているが、修補版ではあらかた「郷人」に言い換えているようである。戦前の版で「土人」と並行して「郷人」という言葉も多数使われていたので、「土人」を全部「郷人」に言い換えたのではないか?</ref>
|-
| 第27巻第9章 || 初版p190-9行目「南洋の土人が漂着して」 || p185-7行目「南洋の土民が漂着して」 || 「土人」を「土民」に言い換え。<ref>戦前の版では第27巻で多数「土人」という言葉が使われているが、修補版ではあらかた「土民」に言い換えているようである。戦前の版で第16章に1回だけ「土民」という言葉が出て来るため、それを用いたのではないか?</ref>
|-
| 第24巻第2章 || 初版p51-5行目「黒ン坊の一人は驚いて」 || p51-8行目「島人の一人は驚いて」 || 「黒ン坊」を「島人」に言い換え。
|}
== 脚注 ==

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