サワラの都

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サワラの都(さわらのみやこ)は、

  1. 霊界物語に登場する都市。琉球球の島にある。
  2. 霊界物語第28巻第12章の章題。

本項では、都市としてのサワラの都について解説する。


概要

  • 初出:第28巻第12章サワラの都#
  • 第28巻だけに出る。
  • サワラの都は、琉球の八重山島(球の島[1]の際限もない広い高原[2]の中央に築かれた新都会。白楊樹の森が四辺を包み、芭蕉の林が所々に点綴している。[3]
  • 都の四方には広大な堀がある。その巾は約1丁(約109m)あり、東西南北に橋がある。都のやや北方にサワラの峰が聳えており、四神相応の聖地と称されている。[3]
  • 都の中心に広大なサワラの城があり、石造の館が老樹の上に高く抜き出ている。城の中には数百の人家が建ち並んでおり、今より30万年前の都会としては最も大きなものと称されていた。城内には畑も川も沼もあり、何一つ不自由のないように造られていた。[3]

主なエピソード

サワラの都とサワラの城が舞台となるのは次のエピソードだけである。

日楯月鉾ユリコ姫の三人は、台湾島を救うための神器を受け取るため、球の島へ渡った。サワラの都に辿り着き、東の門から橋を渡って都の中に入る。サワラの城に行くが、城主の照彦王照子姫は不在だった。今朝にわかに神勅を奉じて天啓山に登ってしまい、帰城は2~3日後だという。それまでの間、三人は無言の行をして待つことになった。三日が経ち照彦王と照子姫が帰城し、無言のまま封書を三人に渡す。照彦王から受け取った密書には「向陽山の麓の大谷川の畔までは決して言葉をしゃべってはいけない。向陽山の常楠仙人から摂受の剣と折伏の剣を受け取って、泰安城(台湾島)に帰り魔軍を言向け和すべし」という文意が示されてあった。三人は都を出て向陽山へ向かった。城の女中の八千代姫照代姫も後を追い駆け五人となる。〔第28巻第12章サワラの都#第14章二男三女#

脚注

  1. 琉球は北の島(琉の島)と南の島(球の島、八重山島)の2つに分かれている。第28巻第12章サワラの都#:「神のまにまに琉球の 八重山島を指して行く」、第28巻第13章唖の対面#:「始めて三人神司 波押切つて球の島 エルの港に漕ぎ付けて」
  2. 第28巻第13章唖の対面#:「風さへ清き高原地 サワラの土地に神都を開き」
  3. 3.0 3.1 3.2 第28巻第12章サワラの都#

関連項目

  • サワラ:サワラがつく地名一覧。