天王の森 (アヅモス山)
Jump to navigation
Jump to search
この項目では、アヅモス山の天王の森について説明しています。その他の用法については「天王の森 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
天王の森(てんおうのもり)は、霊界物語に登場する森。イヅミの国のアヅモス山にある。
概要
- 別名:アヅモスの森[1]
- 初出:第58巻第22章「獣婚」#
- 第58~60巻だけに出る。
- 天王の森には大自在天大国彦を祀る社(天王の宮)があり、「アヅモス山の聖地」「アヅモス山の聖場」「アヅモス山の霊場」とも呼ばれている[2]。また、アヅモス山の南麓にスマの里があるので「スマの聖場」と呼ばれる場合もある[3]。 (大国彦は天王星から地球に降臨しているため「天王」と呼ばれていると思われる)
主なエピソード
天王の森を守護する猩々だった猩々彦・猩々姫の夫婦にまつわる物語が、第58巻第14~25章、第59巻第18~25章、第60巻第1~6章に描かれている。
また、玉国別の弟子の伊太彦が、天王の森の古い社の地下の岩窟の奥深く封じ込められていたタクシャカ竜王を言向け和して「夜光の玉」を受け取る物語が、第60巻第7~11章に描かれている。
東の宮と西の宮
天王の森にはもともとバラモン教の大自在天大国彦を祭る社(天王の宮)があったが、猩々島に漂流していたバーチル(スマの里の豪農)が帰郷した後、新たに二つのお宮を建て、バラモン教の神と三五教の神を併祭することになった。
- 第58巻第20章「酒談」#で玉国別一行に救助されたバーチルがスマの里に帰って来る。
- 第58巻第24章「礼祭」#でバーチルは──バラモン教を脱退して三五教に入信し、三五の大神を祭ってもらいたいこと、そして祖霊祭を三五教で営みたい──ということを(三千彦を通して)玉国別に相談する。
- それに対して玉国別は──子孫が祖先の宗教をやめて他の宗教に入信したところで祖先に迷惑はかからない。子孫は最善と思う宗教を信仰し、その教えで祭祀を行えばよい。バラモン教の神は今まで祀って来たのだから、祠の森の聖場のように排斥する必要はない。お宮を二棟造り、一方に三五の大神を、もう一方に大自在天を祀ればよい──という回答を与えている。(注・祠の森では三五教、バラモン教、ウラル教の神を併祭している)
- 第59巻第25章「歓呼」#で猩々島から333匹の子猿が帰還し、その後、第60巻第1章「清浄車」#の章末から宮殿の造営が始まった。
- 第60巻第5章「鎮祭」#で完成し、遷宮式が行われる。
- 東の宮には大国常立大神が鎮祭され、バーチル家に古くから伝わる直径3尺3寸の瑪瑙の宝玉を御神体とした。バーチルが神主となった。
- 西の宮には大国彦命を鎮祭し、チルテルが大切に保存していた直径3寸ばかりの水晶の玉を御神体とした。サーベル姫が神主となった。