三ツ星
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三ツ星(みつぼし)は、霊界物語に登場する星。オリオン星座やその中にある三ツ星は、瑞(三つ)の身魂である王仁三郎に由縁の深い星である。 →「オリオン星座」も見よ
概要
- 表記ゆれ:三つ星
- 初出:第3巻第15章「神世の移写」#
- 「太陰(月)は、太陽と大地の中間に、一定の軌道を採つて公行し、三角星、三ツ星、スバル星、北斗星の牽引力に由つて、中空にその位置を保つて公行して居る。」〔第4巻第48章「神示の宇宙 その三」#〕
- 次の四柱は三ツ星に深い縁のある神である。(「主なエピソード」を参照)
- 月は星の母であり、太陽は父である。星の中ではオリオン座の三ツ星が一番最初に生まれた。三つ一緒にあるが、あれは一度に三つ一緒に生んだからである。[1] [2]
- 王仁三郎の背中には、三ツ星のように黒子が三つある。(背骨の上に黒子が三つ並んでいる)(写真参照) [3] [4] [5]
- 王仁三郎は、三ツ星を「人」の字に、オリオン座を「囚」の字に喩え、第二次大本事件で囚われの身となる予言をしていた。[6] [7]
- 王仁三郎は第二次大本事件を回顧した歌集『朝嵐』の中で、拘置所をオリオン座に喩えた歌を多数詠んでいる。【例】「オリオンの星座にひそむわれにして日月をしたふ心は深しも」
主なエピソード
- 第3巻第15章「神世の移写」#:玉ノ井の宮で真道姫は、三ツ星の神霊に感じて三ツ葉彦命を生んだ。
- 第3巻第16章「玉ノ井の宮」#:三ツ葉彦命は天に向かって救援の神軍を派遣してくれるように祈願すると、たちまち天上の三ツ星から、東雲別命、白雲別命、青雲別命の三柱の軍神が万寿山に降りて来た。
脚注
- ↑ 玉鏡「月は母体」#:「星のうちではオリオンの三つ星が一番に生れたので、これは月の総領である。星の母が月であつて、父が太陽である」
- ↑ 「出口王仁三郎聖師と出口寿賀麿氏を囲む座談会 第二夜(五)#」:(聖師の発言)「オリオン星は三つ一つ所にあるが、あれは一度に三つ一緒に生んだのや。五つ一緒にあるのは月が五つ一緒に生んだのや」
- ↑ 井上留五郎『暁の烏』「(三)肉体的特徴#」:「背中に脊柱を中心としてオリオン星座のしるしが明瞭に現れておりまして、ますますキリストとの神縁が連想さるるのであります。(このしるしは疣と黒子との中間物と云うべきもの)」
- ↑ 第5巻総説 嵐の跡#:「左右の掌指の節々に、釘の跡を印し、背部にオレゴン星座の移写的印点を有して降誕したる救世主の出現して」
- ↑ 入蒙記第9章「司令公館」#:「盧占魁は更に日出雄の掌中に現はれたるキリストが十字架上に於ける釘の聖痕や、背に印せるオリオン星座の形をなせる黒子等を見て非常に驚喜した」
- ↑ 『新月の光』1016「三ツ星と三角星と北斗星」
- ↑ 王仁三郎は湯浅仁斎に、自分の宿命の星はオリオン星座の三ツ星であると語っていたという。出口和明『大地の母 第12巻』「開祖昇天#」:「かつて湯浅に語ったように、おのが宿命の星はオリオン星座の三つ星だと、王仁三郎は信じる」