魔の森
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魔の森(まのもり)は、霊界物語に登場する森。固有名詞ではなく「魔が棲む森」という意味の普通名詞で、複数の森が「魔の森」と呼ばれている。
- フサの国の「山口の森」の別名。第44巻(第8章#、第9章#、第12章#)に出る。[1]
- 「太魔の島」にある森のこと。篠竹が繁る100坪ほどの竹藪で、白蟻や蜘蛛が群棲する。第72巻(第4章#、第6章#)に出る。[2]
- 「柏木の森」のこと。曲神が棲む。第75巻(第23章#)に出る。
脚注
- ↑ 第44巻第8章「光と熱」#:「治国別一行は老樹鬱蒼たる河鹿山の南麓山口の森に黄昏時漸く到着し、昼猶暗き此森に一夜を明かす事とはなりぬ。(略)此森は相当に広く足を踏み入れた者はない。もし誤つて森林深く進み入りし者は、再び帰り来ることなきを以て、一名魔の森とも称へてゐた。何でも巨大なる蛇潜み居りて、人を呑むとさへ称へられ人々に恐れられてゐた。」
- ↑ 第72巻第4章「銀杏姫」#:「篠竹のシヨボシヨボと生えて居る竹藪の中に身を隠して仕舞つた。(略)此藪は百坪許りの面積があつて、其中へ入るや否や忽ち白胡麻のやうな蟻の群が数知れず登りつき、如何なる人間と雖も身体中を噛み破り、忽ち身体は腫上り痛痒うて耐らない。さうこうして居る中に、足の一尺もある怪しい蜘蛛が幾万ともなくやつて来て尻から粘着性の強い糸を出し、身体をぎりぎり巻にして仕舞ふと云ふ怖ろしい魔の森である。」