瀬戸の海 (地中海)
この項目では、現代の地中海である瀬戸の海について説明しています。その他の用法については「瀬戸の海」をご覧ください。
瀬戸の海(せとのうみ)は、霊界物語に登場する海。現代の地中海の、古代の名称。
概要
主なエピソード
第1巻
黄金水の十二個の玉の一つ(瑠璃光色の玉)を保管していた高杉別は、邪神の竹熊一派に奪われることを恐れ、従臣の杉高に命じて地中海の一つ島に隠し、杉高をこの島の守護神に任命した。→詳細は「第1巻第46章」を見よ
第5巻
【第5巻第30~35章】
地中海の渡船場から西南に向かう船の上が舞台となる。船名は不明。 船中で言触神(天教山の宣伝使)の祝部神と、ウラル彦の宣伝使・牛雲別が、互いに宣伝歌を歌い合う。 夜の丑満の頃、突然暴風が吹き海は激しく荒れ出した。前方に一つ島の瑠璃光色の玉の光が放射するのが見える。 船は一つ島(牛島)に打ち上げられた。〔第5巻第30章#~第32章#〕
祝部神の宣伝歌により牛雲別を始め一同は改心した。牛雲別は祝彦と改名し、一つ島の守護神・杉高は杉高彦と名乗り、共に祝部神について宣伝使となった。
天教山が爆発した際に十一個の玉が瀬戸の海に落下し、一つ島には玉が十二個揃っていた。この十二個の玉(天教山の十二個の玉)は地教山の高照姫命のもとに送り届けられた。〔第5巻第33章#〕
一同は杉の大木を伐り、船を補修して、再び出航した。祝部神は船中で主神の恩徳を説く。 船は西南の岸の「埃の宮」(埃の港)に着いた。〔第5巻第34章#~第35章#〕
第7巻
瀬戸の海を東南指して進む小波丸(さざなみまる)の船上で、蚊取別が祝姫に求婚する。祝姫は嫌いな蚊取別に求婚されて大迷惑。しかし先輩宣伝使の北光神が「蚊取別の燃え立つ思いを叶えてやれ。それが宣伝使の世を救う役だ」と歌で諭され、結婚を決意する。→詳細は「小波丸」を見よ
第12巻
瀬戸の海の一つ島で深雪姫は軍備を整えていたが、そこへ菩比命が軍を率いて侵攻する。→「瀬戸の海の一つ島」を見よ
大洪水前の瀬戸の海
地中海は大洪水以前にはもう少し東の方に展開していて聖地エルサレム(現在のエルズルム)やアーメニヤの近くまであり、シオン山で地中海を二つに分け、東を竜宮海と呼んだ。しかし大洪水の震災によって東部は陸地になってしまった。〔第35巻第1章「言の架橋」#、第37巻第1章「富士山」#〕
その他
『新月の光』によると、竜宮海は地中海に相応する。〔新月の光0234「霊界物語の地名」〕