霊鷲山
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主なエピソード
第3巻第17章と第18章で、霊鷲山が舞台となる。
- 万寿山の神々は霊鷲山を第二の高天原とあがめた。[4]
- 万寿山の八王神・磐樟彦は、一人で秘かに万寿山城を抜け出し、霊鷲山の大岩窟で百日間の霊的修業を行った。大岩窟の中には数百数千もの小岩窟が左右に散在している。この岩窟は宇宙の縮図であり、山河あり、種々の動植物が住んでいる。〔第3巻第17章「岩窟の修業」#〕
- 磐樟彦は岩窟のほとりに社殿を造営し、修業所として設備を施した。その遷座式の献饌の中に鳥や獣、魚が盛られていたため、肉を献じることの是非が論争となる。斎主の神世彦が神示を乞うと「神は万物を愛する。神の前に犠牲とされる一切の生物は、罪悪を消滅し、新しき神国に生まれ出る」との神示が得られたので、その神示を尊重し、祭典を行った。〔第3巻第18章「神霊の遷座」#〕
- 伊邪那岐命は、霊鷲山は神教を宣布する神界の根本霊地として、白雲別、圓山姫、久方彦、三葉彦を永遠に守神として任命した。[5]
- 霊鷲山麓の玉ノ井の里で三葉彦が三大教を興す。[2]
現実の霊鷲山
霊鷲山はもともと仏教で釈迦が法華経などを説いたとされる山で、「りょうじゅせん」と読む。
その場所は長い間忘れ去られていたが、明治36年(1903年)大谷光瑞(浄土真宗本願寺派第22世法主)が率いる探検隊が、インド・ビハール州のある山を霊鷲山だと断定した。
ブッダガヤ(仏陀が悟りを開いた地)から北東へ約50数km離れた所にある。
岩山で、山頂の岩が鷲の形をしているため「鷲の山」と呼ばれたという。