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櫟ケ原
,→主なエピソード
鷹依姫一行4人([[鷹依姫]]、[[竜国別]]、[[テーリスタン]]、[[カーリンス]])は[[テルの国]]の[[鏡の池]]から[[黄金の玉]](ただし偽物)を持って逃げ出した後、[[ウヅの国]]の櫟ケ原に辿り着いた。白楊樹の下で休憩していると、寝てしまう。夜、風が吹いて白楊樹の枝が煽られて4人の体に触れた。テーリスタンは夢うつつでその枝を抱えると、風が止んで木が直立し、テーリスタンは白楊樹の枝にぶら下がってしまう。テーリスタンは地面に落下するが、テーリスタンが持っていた玉の袋は枝に引っ掛かったまま落ちて来ない。
カーリンスと竜国別が木に登って取って来ようとするが、幹に手をかけた途端にアッと叫んで倒れてしまう。仕方なく自然に玉が落ちて来るまで待つことにする。すると、頭の禿げた蛸入道のような化け物が現れ、[[猿世彦]]の副守護神だと名乗る(実は[[木花姫命]])。そして──お前たちが探している黄金の玉はすでに発見されて[[言依別命]]が神界の命によってあるところに納めている。もう玉への執着心を断ち切って善心に立ち返れ。これよりアマゾンの玉の森へ向かえ──と命じた。が神界の命によってあるところに納めている<ref>この黄金の玉は、[[懸橋御殿]]に御神体として祀られたらしい。{{rm|69|15|四天王}}:「[[竜国別]]が中途で神様に取上げられた黄金の玉が御神体となつて、此お社に祀つてあるといふ事だから」</ref>。もう玉への執着心を断ち切って善心に立ち返れ。これよりアマゾンの玉の森へ向かえ──と命じた。
鷹依姫一行は玉に対する執着心を除去し、櫟ケ原を東へ行き、海岸に出て北へ進んで行った。