牛童丸
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概要
主なエピソード
高姫の後を追う常彦と春彦は、テルの国の街道を南へ走って行く。夕暮れ、童児(牛童丸)が牛の背に跨がり横笛を吹きながら帰って行くところを、常彦は気づかずにドスンと牛の尻にぶつかってしまった。牛は驚き飛び上がり、背に乗っていた童児は地上に落ちてしまう。常彦は謝るが、童児は許さず、自分の正体を当てたら許してやると言う。
常彦は「牛童丸さまでは? 牛童丸は御年村の百姓、自称艮の金神では?」と問うが、牛童丸は「自分は百姓の神、大歳神の化身だ」と答える。(大歳神(雲路別)は、自称艮の金神(虎公)に農業改善を教えた神[2])
牛童丸は春彦の横面を横笛で力一杯叩きつけた後、二人に牛を与え「高姫は十丁ばかり先にいるからこの牛に乗って行け」と言うと姿を消した。〔以上、第29巻第7章「牛童丸」#〕