三国ケ岳
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主なエピソード
第20巻第9~11章で、三国ケ岳が舞台となる。
- 宗彦は言依別命に命じられ、三国ケ岳に割拠するバラモン教の蜈蚣姫を言向け和すために宇都山村から旅立つ。[1]
- 原彦、田吾作、留公を従え計4人は、三国ケ岳の山麓に到着。そこで三人の童子(怒り童子、泣き童子、笑い童子)に遭遇。[2]
- 大岩窟の前の部落で、お玉(玉照姫の生母)と出会う。蜈蚣姫は玉照姫を奪うためにお玉を誘拐したのだった。岩窟の中で蜈蚣姫は宣伝歌を聞いて動けなくなってしまう。お玉は蜈蚣姫が桶伏山から盗んだ「黄金の玉」の隠し場所を見つけ出し、逃げ出そうとしていたところだった。宗彦・お玉ら5人は岩窟を出て、聖地を目がけて凱旋する。[4]
宗彦はお玉がいることも黄金の玉があることも知らなかったが、結果的にそれを奪還することが出来た。ただし蜈蚣姫は言向け和されていない。
現実の三国ケ岳
福井県(おおい町)・滋賀県(高島市)・京都府(南丹市)の県境に「三国岳(みくにだけ)」がある。標高776m。
その5kmほど南東にも同名の三国岳(標高959m)があるが、そちらは滋賀県(近江)・京都市(山城)・京都府南丹市(丹波)の国境なので、霊界物語に記された近江・若狭・丹波に跨がる山ではない。
この二つの三国岳の間が、由良川の水源地になっている。また後述の三国岳の南麓は大堰川(桂川)の水源地になっている。つまりこの辺りの山地は由良川と大堰川の分水嶺ということになる。(日本海と太平洋とを分かつ分水嶺を「中央分水嶺」と呼ぶ)
脚注
関連項目
外部リンク
- 三国峠 - ヤマケイオンライン。
- 三国岳 (滋賀県・京都府) - ウィキペディア - 同名の別の三国岳