新しき村
新しき村(あたらしきむら)は、霊界物語に登場する村。固有名詞ではなく普通名詞。
文字通り「新しい村」という意味だが、作家の武者小路実篤が大正7年(1918年)に宮崎県(後に埼玉県に移転)に設立したコミューン「新しき村」を意識したものと思われる。
次の4ヶ所に出る。
- 第55巻第17章「万巌」#:「玉置の村のテームスは治国別の教を聞いて今迄の貪欲心や執着心を弊履を捨つるが如くに脱却し、広き邸を開放し村人の共有とし、且つ山林田畑を村内に提供して共有となし、茲に一団となつて新しき村を経営する事となつた」
- 第60巻第10章「玉国」#:「又バラモンのチルテル夫婦はバーチルの館の一隅に居を構へ、スマの里の里庄となり厚く神に仕へて、村民を愛撫し、部下はカンナ、ヘールを家僕とし、其他は何れも里人の列に加へ、美はしく新しき村を造つて、余生を楽しく送り、其霊は天国に至つて、天人の列に加はり、アヅモス山の聖地を守る事となつた」
- 第67巻第1章「梅の花香」#:「彼れシーゴーはサンダー、スガコ姫に従ひ、両人を主人と仰ぎ、スガコ姫が父のジャンクが所有せる無限の山林田畑を開墾し、三千の部下をして之に従事せしめ、大都会を造つて………………新しき村を経営し、タライの村の真人と謳はれて生涯を送つた」
- 第69巻第6章「背水会」#:「多角関係お望の方は妃向国の新しき村へお出で相成度候」
関連項目
外部リンク
- 一般財団法人新しき村(公式サイト):昭和14年(1939年)に埼玉県に移転し現在も活動を続けている。
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