スペリオル湖
概要
主なエピソード
- 言霊別命を追跡する猿世彦(常世城の重神)は、スペリオル湖で船に乗る。船は北へ進む。船頭の港彦は猿世彦に「自分は言霊別命の部下で、汝らが来るのを待っていた」と正体を明かす。そして「北へ行けば元照彦が、南に引き返せば言霊別命が神軍を率いて待ち構えている」と進退を迫る。猿世彦は手を合わせて救いを乞うと、港彦は「衣類を脱ぎ捨て裸で湖に入れ」と命じる。猿世彦は衣服を脱ぐと、たちまち凍りついて木乃伊(ミイラ)になってしまった。港彦は船を引き返す。言霊別命と元照彦が神言を奏上し息を吹きかけると、たちまち猿世彦は蘇生した。〔第2巻第27章「湖上の木乃伊」#~第28章「高白山の戦闘」#〕
- 高白山を発った道彦(大道別)は、常世の国のスペリオル湖の北岸に着き、ロッキー山に向かうため船に乗った。その船に、道彦に想いを寄せる八島姫(南高山の守神・大島別の娘)も乗っていたが、変わり果てた道彦の姿に気が付かなかった。道彦は八島姫に気づいたが、神命があるため、気づかないフリをした。八島姫を探していた玉純彦(南高山の従臣)が、八島姫を捕まえて、南高山に連れ帰ろうとするが、八島姫はやはり神命を遂行しなくてはいけないため、人違いだと言う。船がスペリオル湖の南岸に着き、玉純彦は八島姫の手を引いて行くが、八島姫が国治立命に祈願すると、天から白色の玉が二人の前に落下し白煙が立ち込める。その隙に八島姫は南方さして逃げた。煙が引くと、そこに八島姫(実は白狐の変化)が倒れており、玉純彦は彼女を南高山に連れ帰った。〔第3巻第39章「乗合舟」#〕 (その後、道彦と八島姫はそれぞれ別々に常世城に潜入し、常世会議の破壊工作を行う)
- 少彦名神(少名彦)はスペリオル湖を渡るために小船に乗った。波が激しくなるが、少彦名神が祝詞を奏上すると、暴風はピタリと止まる。少彦名神は乗客たちに大神の徳を説いた。船が西岸に着くと、少彦名神は西へ向かって進んで行く。〔第5巻第44章「夜光の頭」#〕
現実のスペリオル湖
アメリカとカナダの国境にまたがる五大湖の一つで、一番西端にある。
外部リンク
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