綾部
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綾部(あやべ)は、明治25年(1892年)に出口直が大本を開いた町。大本の二大聖地の一つ「梅松苑」がある。自治体としては、現在は綾部市だが、当時は何鹿郡綾部町だった。何鹿郡のほぼ全域が、現在の綾部市になっている[1])
目次
歴史
- 明治22年(1889年)4月:町村制が施行され、綾部町と隣村が合併。
- 明治25年(1892年)2月:出口直に艮の金神が神懸かり大本が開教。
- 明治29年(1896年)8月:郡是製糸(グンゼ)が創業。
- 明治30年(1897年)2月:郵便局で電信(電報)が開通する。[2] [3] [4]
- 明治42年(1909年)11月:電話が開通。[5] [4] [6]
- 大正元年(1912年):電灯が点く。[7] [8]
- 大正6年(1917年)11月16日:貞明皇后が綾部に行啓。上野の蚕業試験場と、郡是製糸を視察。[9] [10] [11]
- 昭和4年(1929年)6月:綾部大橋が竣工。工費13万円。[12]
- 昭和25年(1950年)8月:隣村と合併して綾部市となる。
- 昭和25年(1950年)10月:大本の影響で、日本で初めて世界連邦都市宣言を行う。(二番目は亀岡市)
- 昭和30年(1955年)4月:さらに隣村が合併。
- 昭和31年(1956年)9月:さらに隣村が合併し、何鹿郡が消滅する。
- 平成12年(2000年)2月:大本の影響で、エルサレム市と姉妹都市の提携。
鉄道
- 明治37年(1904年)11月3日:綾部駅開業。福知山駅~新舞鶴駅(現在の東舞鶴駅)間が開通。
- 明治43年(1910年)8月25日:園部駅まで開通していた京都線(現在の山陰本線)[13]が綾部駅まで延伸する。日吉駅・胡麻駅・和知駅・山家駅が開業する。
〔参考〕
地理
周囲を山に囲まれた福知山盆地にあり、町の中心部、梅松苑の横を由良川が流れている。
古代
大本の聖地・霊地
神社・寺院
地名
関連項目
脚注
- ↑ 佐賀村の西部は福知山市に編入された。『綾部市史 上巻』p6:「西部の山野口・印内・報恩寺・下私市は福知山市へ、東部の上私市・小貝・石原は綾部市に編入された」
- ↑ 『綾部市史 下巻』p193:「綾部郵便局ではじめて電報が取り扱われたのは、明治三十年二月に(略)」
- ↑ 『綾部町史』「附録 綾部町史年表」p358の明治30年の項に「郵便局に電信開通す」とある。
- ↑ 4.0 4.1 『何鹿郡誌』p471、473によると、綾部の郵便局(この当時は郵便局で電話業務が行われていた)で明治30年(1897年)から電報事務が、明治43年(1910年)から電話交換が行われるようになった。ウィキペディアの情報によると、綾部郵便局は明治30年2月11日に綾部郵便電信局に改称している。綾部郵便局 - ウィキペディア
- ↑ 綾部町では42年11月25日に開通したが、何鹿郡の他の地域では43年3月25日に開通した。『綾部市史 下巻』p191:「明治四十三年三月二十五日に全部完成し(略)綾部町は(略)四十二年十一月二十五日に開通し」
- ↑ 町史年表p360には、明治41年(1908年)に「綾部福知山間に電話開通す」、翌42年に「綾部郵便局で電信取扱を開始す」とある。
- ↑ 町史年表p360
- ↑ 『綾部市史 下巻』p369:「明治四十五年に綾部町に電燈が入ってから」
- ↑ 『綾部町史』p178。
- ↑ 町史年表p361には6月11日に「皇后陛下行啓あり」とあるが、日付が間違っている。
- ↑ 『綾部市史 下巻』p328
- ↑ 町史年表p363
- ↑ 明治32年(1899年)8月15日に亀岡駅・八木駅・園部駅が開業している。
- ↑ 「漢部」とは渡来人の漢氏(あやうじ)が管理していた部民。