出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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霊界物語第40巻の諸本相違点について記す。
霊界物語の諸本相違点とは、霊界物語刊本の諸本(初版、校定版、愛善世界社版など)の本文の相違点のことである。
- 諸本すべてをチェックしたわけではない。飯塚弘明が霊界物語ネットのデータ作成の過程において気がついた相違点をピックアップしたものである。霊界物語ネットは愛善世界社版を底本にしており、主に愛善世界社版と八幡書店版との相違点をピックアップしてある。全ての相違点ではなく、あくまでも気がついた点だけである。
- 八幡書店版の本文は校定版とほぼ同じである。また、王仁DBのデータは霊界物語ネットと同じである。
- 各諸本を次のように略す。 初…戦前の初版 再…戦前の再版(第二版のこと) 三…戦前の三版(四版以降も同様に略す) 御…聖師御校正本 普…普及版 校…校定版 修…修補版 八…八幡書店版(八幡版) 愛…愛善世界社版(愛世版) R…霊界物語ネット
- 最も基準にすべき原典は御校正本であり、それと他の諸本を比較すべきである。また、八幡版の底本は校定版である。しかし霊界物語ネットのデータ作成の段階では御校正本や校定版が入手できなかったため、やむを得ず、八幡版や愛世版を基準にして、御校正本や校定版を比較しているかのような書き方をしている場合もある。
- 天祥地瑞は最初から校正された状態で発刊されているため、御校正本というものは存在しない。戦前発行された初版と、戦後発行された版(再版以降)との比較になる。
- ストーリー上の矛盾や、意味の変更を伴うような重大な相違点については 【重大】 という表示を付けた。
初 |
p1 |
(序文に代へて) 神様の御注意に由つて『霊界物語』霊主体従第十二巻の口述を了るまでは一枚も見る事は出来ない。併し第一巻が出来上つたら一見してもよいと
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三 |
p1 |
初版と同じ
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普 |
p1 |
「第一輯」
|
校 |
p1 |
「第十二巻」
|
八 |
p411 |
校定版と同じ「第十二巻」
|
愛 |
前付p1 |
普及版と同じ「第一輯」
|
R |
|
【重大】普及版と同じ「第一輯」 神様の命令で第12巻の口述が終わるまで見ることが出来ない、しかし第1巻が出来上がったら見てもよい、というのでは意味不明である。初版の「第一巻」はおそらく「第十二巻」か「第一輯」(霊主体従の12巻のこと)の誤字なのだと思う。霊界物語ネットでは「第一輯」に修正した。
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初 |
p3 |
(序文に代へて) かなづかい原文のまま
|
普 |
p2 |
初版と同じ
|
校 |
p3 |
かなづかひ原文のまま。(句点は編者が付す)
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八 |
p412 |
校定版と同じ
|
愛 |
前付p2 |
かなづかひ原文のまま (※注、文中の空白は文庫本編者が入れた)
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R |
|
【重大】(注記は付けないでコメントで対応)(この後に福島久子の筆先が引用されているが、初版では句読点も空白もない。校定版では適宜句読点が、愛世版では適宜空白が挿入されているが、それに対する注記である)
|
初 |
p5 |
(序文に代へて) とおときことである
|
普 |
p3 |
初版と同じ
|
校 |
p4 |
とおときことである。 以上
|
八 |
p413 |
校定版と同じ
|
愛 |
前付p4 |
初版と同じ
|
R |
|
初版と同じ
|
初 |
p1 |
モノログ (「大八洲彦命は再生して」から始まる文章のタイトル)
|
普 |
p1上 |
緒言 (なぜ「モノログ」から「緒言」に変えたのか不明)
|
校 |
p11 |
緒言
|
八 |
p414 |
緒言
|
愛 |
前付p11 |
緒言
|
R |
|
緒言
|
八 |
p416 |
天地界闢の元始より (誤字)
|
愛 |
前付p14 |
天地開闢の元始より
|
R |
|
愛世版と同じ
|
初 |
p3(総説) |
『所㆑有一切の命非命は (「所」と「有」の間に漢文のレ点が入る)
|
普 |
p2 |
『所㆑有一さいの命、非命は (初版と同じ)
|
校 |
p4 |
「所有(あらゆる)一切の命非命は
|
八 |
p418 |
校定版と同じ
|
愛 |
p4 |
校定版と同じ
|
R |
|
校定版と同じ
|
八 |
p418 |
大自在天は大国彦であつて、
|
愛 |
p5 |
大自在天は大国彦命であつて、
|
R |
|
愛世版と同じ(同様の相違は他にもあり)
|
初 |
p13(第1章) |
鬼熊別は其妻子が三五教に帰順し、
|
普 |
p5下 |
初版と同じ
|
校 |
p14 |
鬼雲彦は鬼熊別のその妻子が三五教に帰順し、
|
八 |
p422下 |
校定版と同じ
|
愛 |
p13 |
初版と同じ
|
R |
|
【重大】校定版と同じ (主語が鬼熊別だと、それ以降の文章の意味がおかしくなる)
|
愛 |
p25(第2章) |
咫尺暗憺として閑寂な気に包まれ
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R |
|
「澹」(一般には「暗澹」と書く。「憺」は別の文字)
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初 |
p61(第4章) |
とまだ昨夜の酒の残り祟つて
|
校 |
p53 |
と、まだ昨夜の酒の残りが祟つて
|
八 |
p437下 |
校定版と同じ
|
愛 |
p52 |
初版と同じ
|
R |
|
校定版と同じ(「が」がないと意味が通じない)
|
八 |
p438上 |
側に仕ふる悪司の
|
愛 |
p54 |
側に仕ふる悪神の
|
R |
|
愛世版と同じ
|
初 |
p67(第5章) |
身分をも弁へず訪ね来りし、何か深き仔細のあるならんと、
|
校 |
p58 |
身分をも弁へず訪ね来たりしは何か深き仔細のあるならむと、
|
八 |
p439上 |
校定版と同じ
|
愛 |
p56 |
初版と同じ
|
R |
|
校定版と同じ
|
八 |
p447下 |
向ふの方から数十騎の人馬の物影、
|
愛 |
p79 |
向ふの方より数十騎の人馬の物影、
|
R |
|
愛世版と同じ
|
八 |
p448上 |
片彦は再び馬にヒラリと乗び乗り、 (誤字)
|
愛 |
p80 |
片彦は再び馬にヒラリと飛乗り、
|
R |
|
愛世版と同じ
|
八 |
p448下 |
これ以北は最も注意を要す』
|
愛 |
p81 |
之より以北は最も注意を要す』
|
R |
|
愛世版と同じ
|
八 |
p454下 |
教を仕ふる嬉しさよ (誤字)
|
愛 |
p97 |
教に仕ふる嬉しさよ
|
R |
|
愛世版と同じ
|
八 |
p455下 |
鋭く尖つたガラの石
|
愛 |
p100 |
鋭く尖つたガラ石の
|
R |
|
愛世版と同じ
|
八 |
p459下 |
岩窟の外に窺へば
|
愛 |
p113 |
岩窟の外にて窺へば
|
R |
|
愛世版と同じ
|
初 |
p142(第9章) |
一、三五教の宣伝使照国別より (文の始まりにカギ括弧は無いが、文の終わりにはカギ括弧がある)
|
校 |
p122 |
『三五教の宣伝使照国別より
|
八 |
p461上 |
校定版と同じ
|
愛 |
p117 |
『一、三五教の宣伝使照国別より
|
R |
|
愛世版と同じ
|
初 |
pあ(第10章) |
流石の黄金姫、清照姫は武術の心得あれば
|
校 |
p139 |
流石に黄金姫、清照姫は武術の心得あれば
|
八 |
p466下 |
校定版と同じ
|
愛 |
p133 |
初版と同じ
|
R |
|
校定版と同じ
|
八 |
p478上 |
いつの間にか、二人の立つてゐる地面は
|
愛 |
p164 |
何時の間にか、二人の立つてゐた地面は
|
R |
|
愛世版と同じ
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八 |
p485上 |
人間がどれだけ焦慮つたところで
|
愛 |
p182 |
人間がどれほど焦慮つた処で
|
R |
|
愛世版と同じ
|
八 |
p503上 |
『おい、キル公、大きな声をいふな。
|
愛 |
p231 |
『おい、キル公、大きな声で云ふな。
|
R |
|
愛世版と同じ
|
八 |
p513上 |
レーブ『はい有難うございました。
|
愛 |
p259 |
レーブ『はい有難う厶います。
|
R |
|
愛世版と同じ
|
初 |
p338(第20章) |
証拠早く見せてくれ
|
校 |
p286 |
証拠を早く見せてくれ
|
八 |
p519下 |
校定版と同じ
|
愛 |
p276 |
初版と同じ
|
R |
|
校定版と同じ
|