霊界物語第42巻の諸本相違点
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霊界物語の諸本相違点とは、霊界物語刊本の諸本(初版、校定版、愛善世界社版など)の本文の相違点のことである。
- 諸本すべてをチェックしたわけではない。飯塚弘明が霊界物語ネットのデータ作成の過程において気がついた相違点をピックアップしたものである。霊界物語ネットは愛善世界社版を底本にしており、主に愛善世界社版と八幡書店版との相違点をピックアップしてある。全ての相違点ではなく、あくまでも気がついた点だけである。
- 八幡書店版の本文は校定版とほぼ同じである。また、王仁DBのデータは霊界物語ネットと同じである。
- 各諸本を次のように略す。 初…戦前の初版 再…戦前の再版(第二版のこと) 三…戦前の三版(四版以降も同様に略す) 御…聖師御校正本 普…普及版 校…校定版 修…修補版 八…八幡書店版(八幡版) 愛…愛善世界社版(愛世版) R…霊界物語ネット
- 最も基準にすべき原典は御校正本であり、それと他の諸本を比較すべきである。また、八幡版の底本は校定版である。しかし霊界物語ネットのデータ作成の段階では御校正本や校定版が入手できなかったため、やむを得ず、八幡版や愛世版を基準にして、御校正本や校定版を比較しているかのような書き方をしている場合もある。
- 天祥地瑞は最初から校正された状態で発刊されているため、御校正本というものは存在しない。戦前発行された初版と、戦後発行された版(再版以降)との比較になる。
- ストーリー上の矛盾や、意味の変更を伴うような重大な相違点については 【重大】 という表示を付けた。
初 | p110(第6章) | 男やもめに蛆が湧きませんぞえ。 |
校 | p94 | 女やもめに蛆が湧きませぬぞえ。 |
八 | p674下 | 校定版と同じ「女」 |
愛 | p90 | 初版と同じ「男」 |
R | 校定版と同じ「女」(2020/5/17までは「男」) これはテーナ姫の、夫カールチンに対するセリフである。文脈から行くと「女やもめ」が正しいのではないか? ただし重要な箇所ではないので、あまりこだわる必要はない。 |
初 | p151(第9章) | さう即座に神言を称へたつて直るものぢやありますまい。 |
校 | p127 | 初版と同じ |
八 | p686下 | さう即座に神事を称へたつて直るものぢやありますまい。 (誤字) |
愛 | p122 | 初版と同じ |
R | 初版と同じ |
初 | p155(第9章) | 僅か二人や三人の女に嬲(なぶ)られて |
校 | p130 | わづか二人や三人の女に嫐(なぶられ)て |
八 | p687下 | 校定版と同じ |
愛 | p126 | 初版と同じ |
R | 校定版と同じ 数頁前(初版p149-150,校定版p126)に「女と云ふ字を二つ書いて真中に男の字をはさむと嫐られるとか読むさうですな」「男の字を二つ並べて女を一字はさめると嬲るとか読むさうですわ」と書いてあるので、文脈から行くと、二人の女に男がなぶられている「嫐」の文字が妥当である。 |
八 | p690下 | 軍を率ゐる遠国に |
愛 | p134 | 軍を率ゐて遠国に |
R | 愛世版と同じ |
八 | p691上 | おれもやつぱり女らに |
愛 | p136 | 俺は矢張り女等に |
R | 愛世版と同じ |
初 | p210(第13章) | 思ひ切つて打ちませう。 |
校 | p174 | 思ひ切つて打ち明けませう。 |
八 | p704上 | 校定版と同じ |
愛 | p170 | 初版と同じ |
R | 校定版と同じ |
八 | p708上 | あまたの供(ともびと)従へて |
愛 | p183 | 数多の供人(ともびと)従へて |
R | 愛世版と同じ |
八 | p712上 | 『それは全体ダメでせうよ。ユーフテスが旦那様の精神を混乱させたのですもの』 |
愛 | p194 | 『それは全然ダメでせうよ。ユーフテスが旦那様の精神を混乱させたのですもの』 |
R | 愛世版と同じ |
八 | p716下 | 天気が悪いので逆流してきたよつた。アーン』 |
愛 | p206 | 天気が悪いので逆流して来よつた。アーン』 |
R | 愛世版と同じ |
八 | p734上 | セーリス姫は王の媒酌によつてユーフテスの妻となり、 |
愛 | p254 | セーリス姫は王の媒酌にてユーフテスの妻となり、 |
R | 愛世版と同じ |