大便所の神(かわやのかみ)とは、金勝要神(きんかつかねのかみ)のこと。
『金勝要神は、全身黄金色であつて、大便所(かはや)に永年のあひだ落され、苦労艱難の修行を積んだ大地の金神様である。その修行が積んで、今度は世に出て、結構な御用を遊ばすやうになりたのであるから、人間は大便所(かはや)の掃除から、歓んで致すやうな精神にならぬと、誠の神の御用はできぬ。それに今の人民さんは、高い処へ上つて、高い役をしたがるが、神の御用をいたすものは、汚穢(きたない)所を、美しくするのを楽んで致すものでないと、三千世界の大洗濯、大掃除の御用は、到底勤め上りませぬ』第1巻第8章「女神の出現」#