狐々怪々
表示
狐々怪々(こんこんかいかい)は、霊界物語第10巻第5章#の章題。
間の国で捕らえられた三五教の宣伝使・照彦〔第9巻第36章「偽神憑」#参照〕が、常世城に護送されて来た。
門番の蟹彦が座敷に現れ、照彦が暴れていると報告する。照山彦が家来を引き連れて表門に出ると、そこには誰もいない。照山彦はハテナと首を傾ける。すると〈彼方の森蔭より、何物の声とも知らぬ、『コンコン、クワイクワイ』〉という声が聞こえて来た。照山彦は〈今のは狐の声ではなからうかな〉と言う。
このエピソードは第10巻第18章「常世馬場」#冒頭の高彦の雑談の中で次のように語られている。〈城の中だと思うて居たら、神王さまを始め、吾々迄が、この馬場だつたね、夜露に曝されて馬鹿を見たことがある。狐の声が、彼方にも此方にもコンコン、クワイクワイ聞えると思へば、駕籠に乗つて来た照彦も、六人の娘も煙になつて消えてしまふなり、怪体な事があつたものだ。〉