松岡神使
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松岡神使(まつおかしんし)とは、明治31年(1898年)に上田喜三郎を高熊山修業に導いた神霊。木花咲耶姫命の使い[1]。霊界物語にも登場する。
概要
- 他の呼び方:芙蓉仙人(ふようせんにん)、松岡天使、富士の神使[2]、天使松岡の神[3]、富士の天使松岡神[4]、松岡天狗 [5]
- 伊都能売神諭に「男山八幡様の松岡」という記述がある。「男山八幡」とは京都の石清水八幡宮の旧称。[6]
霊界物語での主なエピソード
- 初出:第1巻第1章「霊山修業」#
- 第1巻第5章から第15章にかけて「芙蓉仙人」が何度か登場し、喜三郎の霊界探検を導いて行く。
- 第19巻第1章「高熊山」#:喜三郎が初めて「松岡神使」と対面し、高熊山修業に導かれるシーンが描かれている。
- 第37巻では「松岡天使」と呼ばれている。高熊山修業後の喜三郎(喜楽)を、トリックスター的な方法で導いて行く。
- 第37巻第7章「五万円」#:松岡天使は喜楽に懸かり、斎藤宇一に「5万円与えるから穴太に神殿を建てろ」と命じた。その後、喜楽に大霜天狗が懸かり、喜楽を山奥に連れて行き小判を掘らせたり(小判は出て来ない)、宇一と二人で5万円が入った財布を探させた(財布ではなく牛の糞だった)〔第8章「梟の宵企」#・第9章「牛の糞」#〕。→「大霜天狗」を見よ
- 第37巻第10章「矢田の滝」#:大霜天狗の正体は松岡天使だった[7]。喜楽は松岡に「矢田の滝」で水行せよと命じられる。
- 第37巻第13章「煙の都」#:喜楽は松岡天使に命じられ、一人で大阪へ布教に出かけた。この章の最後に、高熊山修業の際に松岡天使に言われた教訓が記されている。「(略)立派な宣伝使となって(略)世界を覚醒せなくてはならぬぞよ(略)特に十年間は最も必要な修業時代だ」
- 第37巻第18章「奥野操」#:多田琴に「奥野操」と名乗る霊が懸かるが、その正体は松岡天使だった。[8]
- 第37巻第19章「逆襲」#:小松林命が多田琴に懸かって、喜楽に「壮士役者になれ」と命じるが、それは小松林命ではなく松岡天使だった。[9]
脚注
- ↑ 第1巻第1章「霊山修業」#:「富士浅間神社の祭神、木花咲耶姫命の天使、松岡芙蓉仙人に導かれて」、第19巻第1章「高熊山」#:「吾こそは、天教山に現はれ給ふ木の花姫の御使、弥勒の御代を松岡の」、第37巻第5章「松の下」#:「芙蓉山に鎮まり玉ふ木花咲耶姫命の命として、天使松岡の神現はれ来り」
- ↑ 第57巻序文#:「瑞月が神の大道に入りしより満二十五年に相当する今日、富士の神使に導かれ神教を伝へられたる今日」
- ↑ 第37巻第5章「松の下」#:「此時芙蓉山に鎮まり玉ふ木花咲耶姫命の命として、天使松岡の神現はれ来り」
- ↑ 第37巻第1章「富士山」#:「富士の天使松岡神に霊魂を導かれ」
- ↑ 霊界物語における使用回数は、松岡神使8回、芙蓉仙人16回、松岡天使5回、松岡芙蓉仙人1回、松岡の神1回、松岡神1回、松岡天狗1回。
- ↑ 伊都能売神諭 大正8年1月2日#:「「不二の山の芙蓉坊と、男山八幡様の松岡殿とに守護が命せて在りたので在るぞよ」
- ↑ 第37巻第10章「矢田の滝」#:「よう当てた、本当は松岡だ。奥山へ金掘りにやつたのも、牛の糞を掴ましてやつたのも皆此松岡だよ」
- ↑ 第37巻第18章「奥野操」#:「アハヽヽヽおれは小松林様に頼まれて、貴様達に審神者の修業をさせてやつたのだ。実の所は松岡だ」
- ↑ 第37巻第19章「逆襲」#:「俺は松岡ぢや、貴様が新聞の広告を見て、役者になり度相にして居るから、一寸改心の為に嬲つて見たのだ」