「高天原」の版間の差分
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# 地の高天原(聖地エルサレムの別名)のこと。→「[[地の高天原]]」を見よ | # 地の高天原(聖地エルサレムの別名)のこと。→「[[地の高天原]]」を見よ | ||
# 一般的意味は「日本神話で、天つ神がいたという天上の国。天照大神が支配。「根の国」や「葦原の中つ国」に対していう」〔広辞苑〕。 | # 一般的意味は「日本神話で、天つ神がいたという天上の国。天照大神が支配。「根の国」や「葦原の中つ国」に対していう」〔広辞苑〕。 | ||
# [[霊界物語]]{{rm|73|2|}}の章題。 | |||
== 用例 == | == 用例 == | ||
;全大宇宙のこと。 | ;全大宇宙のこと。 | ||
: | :【例】〈『タカアマハラ』の全意義は全大宇宙の事である。尤も場合によりては全大宇宙の大中心地点をも高天原と云ふ。いはゆる宇宙に向つて号令する神界の中府所在地の意義で『地の高天原』と称するなどがそれである。この義を拡張して小高天原は沢山ある訳である。一家の小高天原は神床であり、一身の小高天原は、臍下丹田であらねばならぬ。ここでは後の意義ではなく、全大宇宙その物の意義である。〉〔{{rm09|39|9901|附録大祓祝詞解}}〕 | ||
:[[霊界物語]]には「[[至大天球]]《しだいてんきゅう》」と書いて「たかあまはら」と読ませている箇所がある。【例】[[感謝祈願詞]]の冒頭〈至大天球《たかあまはら》の主宰《つかさ》に在坐《ましまし》て〉〔{{rm|60|16|祈言}}〕。他に{{rm09|79|0002|総説}}と{{rm09|81|0001|総説 天地開闢の極元}}でも「至大天球《たかあまはら》」が多数ある。 | |||
:「[[紫微天界]]《しびてんかい》」を「たかあまはら」と読ませている箇所も少しある。【例】{{rm|75|11|魂反し}} | |||
;中心地のこと。 | ;中心地のこと。 | ||
: | :【例】〈現代日本の高天原は東京であります。神界にも政治の中心が高天原にあつたのは当然でございます〉〔{{rm|12|29|子生の誓}}〕 | ||
;天界(神界)のこと。 | ;天界(神界)のこと。 | ||
: | :【例】〈神界は神道家の唱ふる高天原であり、仏者の謂ふ極楽浄土であり、また耶蘇のいふ天国である〉〔{{rm09|16|9902|霊の礎(一)}}〕、「神界の方すなはち高天原の方」〔{{rm|1|13}}〕 | ||
;天教山(古代の富士山)のこと。 | ;天教山(古代の富士山)のこと。 | ||
: | :【例】〈素盞嗚命が高天原なる天教山より下り〉(天教山は)〈雲表高く聳えて居たので、ここを高天原と云うて居たのである〉〔{{kgm|381|信濃国皆神山}}〕 | ||
== 読み方 == | == 読み方 == | ||
一般には「高天原」は「たかまがはら」とか「たかまのはら」と読まれているが、正しくは「たかあまはら」と読む。古事記の注記で「訓高下天云阿麻」(高の下の天は「あま」と読む)と明白に指示されているのに今までどの学者もそれを無視してきた、と王仁三郎は指摘している。<ref>{{rm09|39|9901|附録大祓祝詞解}}</ref> | 一般には「高天原」は「たかまがはら」とか「たかまのはら」と読まれているが、正しくは「たかあまはら」と読む。古事記の注記で「訓高下天云阿麻」(高の下の天は「あま」と読む)と明白に指示されているのに今までどの学者もそれを無視してきた、と王仁三郎は指摘している。<ref>{{rm09|39|9901|附録大祓祝詞解}}</ref> | ||
== 関連項目 == | == 関連項目 == | ||
* [[天の高天原]] | * [[天の高天原]] | ||
* [[地の高天原]] | * [[地の高天原]] | ||
* [[高魔腹]](たかまはら):霊界物語[[第50巻]]第3章の章題。 | |||
== 脚注 == | |||
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2025年3月7日 (金) 00:34時点における最新版
高天原(たかあまはら)とは、
- 全大宇宙のこと。
- 中心地のこと。
- 天界(神界)のこと。
- 天教山(古代の富士山)のこと。
- 天の高天原のこと。→「天の高天原」を見よ
- 地の高天原(聖地エルサレムの別名)のこと。→「地の高天原」を見よ
- 一般的意味は「日本神話で、天つ神がいたという天上の国。天照大神が支配。「根の国」や「葦原の中つ国」に対していう」〔広辞苑〕。
- 霊界物語第73巻第2章#の章題。
用例
- 全大宇宙のこと。
- 【例】〈『タカアマハラ』の全意義は全大宇宙の事である。尤も場合によりては全大宇宙の大中心地点をも高天原と云ふ。いはゆる宇宙に向つて号令する神界の中府所在地の意義で『地の高天原』と称するなどがそれである。この義を拡張して小高天原は沢山ある訳である。一家の小高天原は神床であり、一身の小高天原は、臍下丹田であらねばならぬ。ここでは後の意義ではなく、全大宇宙その物の意義である。〉〔第39巻附録大祓祝詞解#〕
- 霊界物語には「至大天球《しだいてんきゅう》」と書いて「たかあまはら」と読ませている箇所がある。【例】感謝祈願詞の冒頭〈至大天球《たかあまはら》の主宰《つかさ》に在坐《ましまし》て〉〔第60巻第16章「祈言」#〕。他に第79巻総説#と第81巻総説 天地開闢の極元#でも「至大天球《たかあまはら》」が多数ある。
- 「紫微天界《しびてんかい》」を「たかあまはら」と読ませている箇所も少しある。【例】第75巻第11章「魂反し」#
- 中心地のこと。
- 【例】〈現代日本の高天原は東京であります。神界にも政治の中心が高天原にあつたのは当然でございます〉〔第12巻第29章「子生の誓」#〕
- 天界(神界)のこと。
- 【例】〈神界は神道家の唱ふる高天原であり、仏者の謂ふ極楽浄土であり、また耶蘇のいふ天国である〉〔第16巻霊の礎(一)#〕、「神界の方すなはち高天原の方」〔第1巻第13章#〕
- 天教山(古代の富士山)のこと。
- 【例】〈素盞嗚命が高天原なる天教山より下り〉(天教山は)〈雲表高く聳えて居たので、ここを高天原と云うて居たのである〉〔月鏡「信濃国皆神山」#〕
読み方
一般には「高天原」は「たかまがはら」とか「たかまのはら」と読まれているが、正しくは「たかあまはら」と読む。古事記の注記で「訓高下天云阿麻」(高の下の天は「あま」と読む)と明白に指示されているのに今までどの学者もそれを無視してきた、と王仁三郎は指摘している。[1]