「教祖 庶民の神々」の版間の差分
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2024年11月29日 (金) 19:25時点における最新版
教祖─庶民の神々(きょうそ しょみんのかみがみ)は、佐木秋夫らの共著。新興宗教の教祖の略伝集。p55-96で大本の出口直と王仁三郎が紹介されている。『中央公論』に連載されたものに加筆訂正して単行本化された。
概要
題名 | 教祖 |
---|---|
副題 | 庶民の神々 |
著者 | 著者代表:佐木秋夫(1906~1988年、宗教学者) 乾孝、小口偉一、松島栄一 |
発行日 | 昭和30年(1955年)12月25日 |
発行所 | 青木書店 |
頁数 | 273 |
定価 | 150 |
OBN | OBN:1013 |
目次
- p003/まえがき
- p011/天理教(中山ミキ)
- p012/1 世界一列の元やしき──人類の親さま住むと人のいう
- p016/2 夜明け前の大和の村──ここにも角のない牛が
- p021/3 気のまちがい──神がミキを占領した
- p031/4 お産の神様──激動期が神をも成長させていく
- p038/5 天朝様の世直し──だがミキにとっても裏切られた革命だった
- p049/6 小ヴァチカンの建設は進んでいるが
- p055/大本教(出口王仁三郎 出口ナオ)
- p056/1 なまなましい弾圧のあと
- p059/2 『女工哀史』以前のたたかい──上も下も花咲かねば
- p070/3 〝怪物〟王仁三郎の登場──「日本統治者タラントスル不逞ノ意図」
- p080/4 新興宗教の「大本」──弾圧にきたえられながら
- p094/5 新しい活力──抵抗の伝統がそれをささえるか
- p097/生長の家(谷口雅春)
- p098/1 宗教百貨店──「生粋の優良真理」の陳列場
- p102/2 蒼白い文学青年──官能をいたわりながら
- p111/3 大本教入り──だが奇蹟はおこらなかった
- p116/4 運命を支配する心のサイエンス──すべてこの世は心のまま
- p127/5 〝非常時に乗る〟──マスコミと会社組織の宗教
- p131/6 戦後の〝民主化〟から──逆コースを通って「社会主義へ?」
- p137/PL教団(金田徳光 御木徳一 御木徳近)
- p138/1 広野にえがく「自由」のメッカ──教主さま、お助けください!
- p141/2 戦争成金と「徳光教」──「ひとのみち」、「PL教団」への系譜
- p145/3 禅僧あがりの布教師──御木徳一の放浪
- p150/4 新しい宗教つくり──チャンスは五年の空白の後に
- p155/6 〝ひとのみち〟の流行と弾圧──説いたのは臣民の道だったのに
- p158/6 忠誠への報酬──教団はついえ教祖はたおれた
- p163/7 二度目の宗教つくり──その名もPL教団と改めて
- p171/世界メシャ教(岡田茂吉)
- p172/1 お光さま──そろばんでは人後に落ちない
- p176/2 浅草そだちの腕ききの商人──だが独占資本にはたたきのめされた
- p182/3 大本教のやりての支部長──商売としてもこのほうがよかった
- p187/4 大日本観音会──警察の裏をかきながら
- p191/5 〝アメリカを救う〟メシヤ教──医薬も毒、肥料も毒
- p202/6 メシヤの昇天──地上天国の模型はゆらぐ
- p207/霊友会(小谷キミ)
- p207/立正交成会(庭野日敬 長沼妙佼)
- p208/1 三人の生仏さま──新興宗教では最大の信者数
- p210/2 最初の火種──それは大震災の直後にとぼりはじめた
- p216/3 もえあがる霊友会のほのお──ファシズムの嵐がそれをあおった
- p220/4 交成会コンビの形成
- p229/5 発展する教団の明暗
- p237/6 ひっそりとしたカーニバル
- p241/神々のお花畑
- p242/1 神々のラッシュ・アワー──璽光尊と踊る宗教
- p245/2 新興宗教はこうしてうまれて来た
- p247/3 整理の段階──A級と群小教団
- p249/4 新興宗教中の新興宗教──創価学会
- p250/5 政党との結びつき──生長の家と社会党
- p253/6 天皇信仰との対決はあるか──創価学会の場合
- p256/7 教祖の貴族化──出身は貧民層
- p260/8 プラス面とマイナス面
- p261/9 いかにすべきか
- p266/教祖生没略年表・年譜