教祖 庶民の神々

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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教祖─庶民の神々(きょうそ しょみんのかみがみ)は、佐木秋夫らの共著。新興宗教の教祖の略伝集。p55-96で大本の出口直王仁三郎が紹介されている。『中央公論』に連載されたものに加筆訂正して単行本化された。

概要

題名 教祖
副題 庶民の神々
著者 著者代表:佐木秋夫(1906~1988年、宗教学者)
乾孝、小口偉一、松島栄一
発行日 昭和30年(1955年)12月25日
発行所 青木書店
頁数 273
定価 150
OBN OBN:1013

目次

  • p003/まえがき
  • p011/天理教(中山ミキ)
    • p012/1 世界一列の元やしき──人類の親さま住むと人のいう
    • p016/2 夜明け前の大和の村──ここにも角のない牛が
    • p021/3 気のまちがい──神がミキを占領した
    • p031/4 お産の神様──激動期が神をも成長させていく
    • p038/5 天朝様の世直し──だがミキにとっても裏切られた革命だった
    • p049/6 小ヴァチカンの建設は進んでいるが
  • p055/大本教(出口王仁三郎 出口ナオ)
    • p056/1 なまなましい弾圧のあと
    • p059/2 『女工哀史』以前のたたかい──上も下も花咲かねば
    • p070/3 〝怪物〟王仁三郎の登場──「日本統治者タラントスル不逞ノ意図」
    • p080/4 新興宗教の「大本」──弾圧にきたえられながら
    • p094/5 新しい活力──抵抗の伝統がそれをささえるか
  • p097/生長の家(谷口雅春)
    • p098/1 宗教百貨店──「生粋の優良真理」の陳列場
    • p102/2 蒼白い文学青年──官能をいたわりながら
    • p111/3 大本教入り──だが奇蹟はおこらなかった
    • p116/4 運命を支配する心のサイエンス──すべてこの世は心のまま
    • p127/5 〝非常時に乗る〟──マスコミと会社組織の宗教
    • p131/6 戦後の〝民主化〟から──逆コースを通って「社会主義へ?」
  • p137/PL教団(金田徳光 御木徳一 御木徳近)
    • p138/1 広野にえがく「自由」のメッカ──教主さま、お助けください!
    • p141/2 戦争成金と「徳光教」──「ひとのみち」、「PL教団」への系譜
    • p145/3 禅僧あがりの布教師──御木徳一の放浪
    • p150/4 新しい宗教つくり──チャンスは五年の空白の後に
    • p155/6 〝ひとのみち〟の流行と弾圧──説いたのは臣民の道だったのに
    • p158/6 忠誠への報酬──教団はついえ教祖はたおれた
    • p163/7 二度目の宗教つくり──その名もPL教団と改めて
  • p171/世界メシャ教(岡田茂吉)
    • p172/1 お光さま──そろばんでは人後に落ちない
    • p176/2 浅草そだちの腕ききの商人──だが独占資本にはたたきのめされた
    • p182/3 大本教のやりての支部長──商売としてもこのほうがよかった
    • p187/4 大日本観音会──警察の裏をかきながら
    • p191/5 〝アメリカを救う〟メシヤ教──医薬も毒、肥料も毒
    • p202/6 メシヤの昇天──地上天国の模型はゆらぐ
  • p207/霊友会(小谷キミ)
  • p207/立正交成会(庭野日敬 長沼妙佼)
    • p208/1 三人の生仏さま──新興宗教では最大の信者数
    • p210/2 最初の火種──それは大震災の直後にとぼりはじめた
    • p216/3 もえあがる霊友会のほのお──ファシズムの嵐がそれをあおった
    • p220/4 交成会コンビの形成
    • p229/5 発展する教団の明暗
    • p237/6 ひっそりとしたカーニバル
  • p241/神々のお花畑
    • p242/1 神々のラッシュ・アワー──璽光尊と踊る宗教
    • p245/2 新興宗教はこうしてうまれて来た
    • p247/3 整理の段階──A級と群小教団
    • p249/4 新興宗教中の新興宗教──創価学会
    • p250/5 政党との結びつき──生長の家と社会党
    • p253/6 天皇信仰との対決はあるか──創価学会の場合
    • p256/7 教祖の貴族化──出身は貧民層
    • p260/8 プラス面とマイナス面
    • p261/9 いかにすべきか
  • p266/教祖生没略年表・年譜

外部リンク