「ウラル山」の版間の差分

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
 
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* ウラル山は[[邪神]]や[[邪霊]]が居る山として描かれている。
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* ウラル山の近くに[[大江山]]がある。<ref>{{rm|12|1|正神邪霊}}:「ウラル山に接近せる大江山に鬼武彦数多の眷族を引伴れて」</ref>
* ウラル山の近くに[[大江山]]がある。<ref>{{rm|12|1|正神邪霊}}:「ウラル山に接近せる大江山に鬼武彦数多の眷族を引伴れて」</ref>
* ウラル山の麓に[[アーメニヤ]]がある。<ref>{{rm|10|32|土竜}}:「ウラルの山の麓なる アーメニヤの野に都を構へ」</ref>
* 第1~5巻で舞台として登場するが、それ以降は名前だけの登場となる。
* 第1~5巻で舞台として登場するが、それ以降は名前だけの登場となる。


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霊界物語でウラル教の拠点はアーメニヤ(アルメニアに相応)、ウラル山、コーカス山(コーカサス山脈に相応)の3ヶ所あるが、地理的にこの3ヶ所は同じエリアにあるし、それが象徴する文化的なもの──アルメニアは西暦301年に世界で初めてキリスト教を国教として採用した国、コーカサス山脈はコーカソイド(俗にヨーロッパ人のこと)の語源、アララト山は聖書でノアの方舟が漂着し現在の人類の発祥地になっている──もヨーロッパ・キリスト教文明という点で共通している。
霊界物語でウラル教の拠点はアーメニヤ(アルメニアに相応)、ウラル山、コーカス山(コーカサス山脈に相応)の3ヶ所あるが、地理的にこの3ヶ所は同じエリアにあるし、それが象徴する文化的なもの──アルメニアは西暦301年に世界で初めてキリスト教を国教として採用した国、コーカサス山脈はコーカソイド(俗にヨーロッパ人のこと)の語源、アララト山は聖書でノアの方舟が漂着し現在の人類の発祥地になっている──もヨーロッパ・キリスト教文明という点で共通している。
【関連資料】
* ボリス・ピオトロフスキー他著『埋もれた古代王国の謎 : 幻の国ウラルトゥを探る』昭和56年(1981年)、岩波書店、{{ndldl|12176779}}


=== ウラル山脈 ===
=== ウラル山脈 ===
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しかし霊界物語ではウラル山の麓にアーメニヤがあるとされているので<ref>{{rm|10|32|土竜||a054|a055}}:「ウラルの山の麓なる アーメニヤの野に都を構へ」</ref>、コーカサス山脈の北側にあるウラル山脈では地理的に合わない(アララト山、アルメニアはコーカサス山脈の南側)。
しかし霊界物語ではウラル山の麓にアーメニヤがあるとされているので<ref>{{rm|10|32|土竜||a054|a055}}:「ウラルの山の麓なる アーメニヤの野に都を構へ」</ref>、コーカサス山脈の北側にあるウラル山脈では地理的に合わない(アララト山、アルメニアはコーカサス山脈の南側)。
ただし当時の大本文献で使われている「ウラルの嵐」の「ウラル」はウラル山脈のことであり、ロシア(ソ連)あるいはヨーロッパの代名詞として使われている。(ウラル山脈はヨーロッパとアジアの境界だとされている)(戦前の日本では「ウラル」はロシア(ソ連)の代名詞として使われることがあった<ref>【用例】https://dl.ndl.go.jp/pid/857480/1/37</ref> <ref>一高の寮歌の一つ「征露歌」の歌詞は〈ウラルの彼方風荒れて〉で始まる。[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%B7%9D%E3%81%AE%E6%B5%81%E8%A1%80%E3%82%84#%E5%BE%81%E9%9C%B2%E6%AD%8C%EF%BC%88%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%81%AE%E5%BD%BC%E6%96%B9%EF%BC%89 アムール川の流血や#征露歌](Wikipedia)</ref>)
【用例】
* 『[[統管随筆]]』{{obc|B195502c21052|第二篇}}:「露満国境には妖雲天地に塞がり、今にもウラルの嵐は神洲日本の空に何時襲来するか判らない形勢である」
* 『[[惟神の道 (出口王仁三郎の著書)|惟神の道]]』所収「{{obc|B123900c081|神聖運動について}}」の一節「今やウラルの嵐はいつ日本の本土に向つて吹き付けて来るか知れないまでの危局に直面し、また一方太平洋の荒浪はこの大和島根を呑まむとして居る非常時なのである」


== 脚注 ==
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== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
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* <wp>ウラルトゥ王国</wp>
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* [https://www.kaho.biz/armenia.html 古代のアルメニア] - 元老院議員私設資料展示館
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[[Category:霊界物語の山|うらるさん]]
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2025年2月14日 (金) 00:40時点における最新版

ウラル山(うらるざん)は、霊界物語に登場する山。ウラル教の三つの拠点の一つ(他はコーカス山アーメニヤ)。

概要

主なエピソード

現実のウラル山

トルコの「アララト山(あららとさん)」に相応すると思われる。

アララト山

アララト山はノアの方舟が漂着したと言われる山で、トルコの東端、アルメニアとの国境付近にある、標高5,137mの火山。アルメニア民族のシンボルとなる山で、アルメニアの国章の中心にはアララト山が描かれている。

アララト(Ararat)の語源は「ウラルトゥ」(Urartu)のようである。紀元前9~6世紀に、アルメニア高原(現在のトルコ東部~アルメニアの辺り)に「ウラルトゥ王国」があり、旧約聖書では「アララト王国」と呼ばれていた。「ウラルトゥ」はアッシリア語で、「アララト」はヘブライ語である。山名はこの王国名に由来すると思われる。

霊界物語でウラル教の拠点はアーメニヤ(アルメニアに相応)、ウラル山、コーカス山(コーカサス山脈に相応)の3ヶ所あるが、地理的にこの3ヶ所は同じエリアにあるし、それが象徴する文化的なもの──アルメニアは西暦301年に世界で初めてキリスト教を国教として採用した国、コーカサス山脈はコーカソイド(俗にヨーロッパ人のこと)の語源、アララト山は聖書でノアの方舟が漂着し現在の人類の発祥地になっている──もヨーロッパ・キリスト教文明という点で共通している。

【関連資料】

  • ボリス・ピオトロフスキー他著『埋もれた古代王国の謎 : 幻の国ウラルトゥを探る』昭和56年(1981年)、岩波書店、NDLDL蔵書 PID:12176779

ウラル山脈

「ウラル」そのものは、ロシアを南北に縦断する巨大な「ウラル山脈」がある。

しかし霊界物語ではウラル山の麓にアーメニヤがあるとされているので[5]、コーカサス山脈の北側にあるウラル山脈では地理的に合わない(アララト山、アルメニアはコーカサス山脈の南側)。

ただし当時の大本文献で使われている「ウラルの嵐」の「ウラル」はウラル山脈のことであり、ロシア(ソ連)あるいはヨーロッパの代名詞として使われている。(ウラル山脈はヨーロッパとアジアの境界だとされている)(戦前の日本では「ウラル」はロシア(ソ連)の代名詞として使われることがあった[6] [7]

【用例】

  • 統管随筆第二篇#:「露満国境には妖雲天地に塞がり、今にもウラルの嵐は神洲日本の空に何時襲来するか判らない形勢である」
  • 惟神の道』所収「神聖運動について#」の一節「今やウラルの嵐はいつ日本の本土に向つて吹き付けて来るか知れないまでの危局に直面し、また一方太平洋の荒浪はこの大和島根を呑まむとして居る非常時なのである」

脚注

  1. 第12巻第1章正神邪霊#:「ウラル山に接近せる大江山に鬼武彦数多の眷族を引伴れて」
  2. 第10巻第32章土竜#:「ウラルの山の麓なる アーメニヤの野に都を構へ」
  3. 盤古大神は第5巻第17章勢力二分#で「盤古神王」と改称した。
  4. その次の第47章で、盤古神王をウラル山から追放したウラル彦は自分が盤古神王だと偽称するようになる。
  5. 第10巻第32章土竜」/a054-a055#:「ウラルの山の麓なる アーメニヤの野に都を構へ」
  6. 【用例】https://dl.ndl.go.jp/pid/857480/1/37
  7. 一高の寮歌の一つ「征露歌」の歌詞は〈ウラルの彼方風荒れて〉で始まる。アムール川の流血や#征露歌(Wikipedia)

関連項目

外部リンク