「小波丸」の版間の差分
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そこには不思議なことに[[月照彦神]]ほか計5人の宣伝使がいて、北光神、祝姫、蚊取別をさし招く。岩山に登ると、大小[[四十八個の宝座]]があって、そこに立派な神々が鎮座して、苦集滅道・道法礼節を開示していた。 | そこには不思議なことに[[月照彦神]]ほか計5人の宣伝使がいて、北光神、祝姫、蚊取別をさし招く。岩山に登ると、大小[[四十八個の宝座]]があって、そこに立派な神々が鎮座して、苦集滅道・道法礼節を開示していた。 | ||
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2019年2月23日 (土) 02:15時点における版
小波丸(さざなみまる)は、
本項では船としの小波丸について解説する。
概要
主なエピソード
ある真夏の日、三五教の宣伝使・祝姫は小波丸に乗っていた。瀬戸の海を東南指して進んで行く。筑紫島を発ち、エルサレム・黄金山を目指している。
頭の禿げた男・蚊取別も乗っていた。驚いたことに「おいらの恋は命がけ~♪」と祝姫にプロポーズする歌を歌う。蚊取別は筑紫の都で祝姫に出会い(第7巻第43章#)、一目惚れしてプロポーズしたのだが体よく断られ(第7巻第46章#)、それでも諦めきれずに祝姫の後を追って船に乗り込んだのだ。まるでストーカーである。
祝姫はゲジゲジよりも嫌いな蚊取別に恋慕されて迷惑だった。吐き気を催すほどだ。
そこへ先輩宣伝使の北光神が現れて「蚊取別の燃え立つ思いを叶えてやれ。それが宣伝使の世を救う役だ」と歌で諭されて、倒れんばかりに驚く。
祝姫は、こんなことならもっと早く結婚していればよかったと後悔した。美女の祝姫に結婚してほしいと言い寄ってきた男はたくさんいた。しかしこの世は広い。宣伝使となって手柄を立ててからなら、どんな立派な男とでも結婚できると思って、結婚を断って来たのだ。
よりによってこんなブ男と結婚しなくてはいけないのか……。
しかし祝姫は決心して、蚊取別と結婚することを承諾する。
小波丸は途中で一隻の船とすれ違った。舳先に男が立っている。北光神は名乗らせ給えと歌で尋ねると、それは宣伝使・広道別だった。
小波丸は竜宮城の海面にさしかかったが、何故かエルサレムには着かずに、別方向の岸に着いた。
そこには不思議なことに月照彦神ほか計5人の宣伝使がいて、北光神、祝姫、蚊取別をさし招く。岩山に登ると、大小四十八個の宝座があって、そこに立派な神々が鎮座して、苦集滅道・道法礼節を開示していた。