「大棟梁」の版間の差分
ページの作成:「'''大棟梁'''(だいとうりょう)は、霊界物語で使われている言葉。主にバラモン教の大黒主に対して使われている。大黒主の自称。 == 概要 == 霊界物語に「大棟梁」は48回使われている。そのほとんどは大黒主(鬼雲彦)に対して使われている。 【大黒主に対して使われている用例】 * 〈天の太玉命、顕恩郷に現はれ給ひ、バラモン教の…」 |
|||
| 12行目: | 12行目: | ||
【大黒主以外に対して使われている用例】 | 【大黒主以外に対して使われている用例】 | ||
* | * 〈[[八岐の大蛇]]の'''大棟梁'''、[[蛇々雲彦]]とは吾事なるぞ〉〔{{rm|7|26|アオウエイ}}〕 | ||
* 〈此方は一つ島の'''大棟梁'''[[ブランジー]]と言ふ者である〉〔{{rm|24|4|一島の女王}}〕 | * 〈此方は一つ島の'''大棟梁'''[[ブランジー]]と言ふ者である〉〔{{rm|24|4|一島の女王}}〕 | ||
* | * 〈[[スコブツエン宗]]の'''大棟梁'''[[キユーバー]]〉〔{{rm|70|2|折衝戦}}〕 | ||
== 一般的意味 == | == 一般的意味 == | ||
2025年11月21日 (金) 05:54時点における最新版
大棟梁(だいとうりょう)は、霊界物語で使われている言葉。主にバラモン教の大黒主に対して使われている。大黒主の自称。
概要
霊界物語に「大棟梁」は48回使われている。そのほとんどは大黒主(鬼雲彦)に対して使われている。
【大黒主に対して使われている用例】
- 〈天の太玉命、顕恩郷に現はれ給ひ、バラモン教の大棟梁鬼雲彦を神退ひにやらひ給ひ〉〔第15巻第16章「水上の影」#〕
- 〈鬼雲彦の神司 漸う之を鎮めまし 自ら代つて後をつぎ 大棟梁と自称して〉〔第40巻第4章「珍客」#〕
- 〈バラモン教の大棟梁大黒主様は、一夫多妻主義だ〉〔第41巻第18章「替へ玉」#〕
鬼雲彦が「大統領」と呼ばれている箇所は1ヶ所だけある。〈鬼雲彦の大統領 忽ち此場に現はれて〉〔第15巻第4章「神の栄光」#〕
【大黒主以外に対して使われている用例】
- 〈八岐の大蛇の大棟梁、蛇々雲彦とは吾事なるぞ〉〔第7巻第26章「アオウエイ」#〕
- 〈此方は一つ島の大棟梁ブランジーと言ふ者である〉〔第24巻第4章「一島の女王」#〕
- 〈スコブツエン宗の大棟梁キユーバー〉〔第70巻第2章「折衝戦」#〕
一般的意味
「大棟梁」の霊界物語以外での一般的意味は、大工の棟梁(親方)を束ねる最高責任者であり、江戸時代には幕府の建設作業の職制に「大棟梁」という役職があった。[1]
明治期には、アメリカ等の大統領を「大棟梁」と表記することがあった。
古文書での初出は神道集(14世紀半ばに成立)で、〈第廿八 地神五代事 一者天照太神ナリ、此ハ日本国ノ大棟梁ニテ在〉云々という記述がある。[2]
脚注
- ↑ 『世界大百科事典(旧版)』コトバンク
- ↑ 『神道集 : 東洋文庫本』163頁、NDLDL蔵書 PID:2980490/1/86