「天の世」の版間の差分

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'''天の世'''(あまのよ)とは、
'''天の世'''(あまのよ)とは、[[天之御中主神]]以前(天地剖判以前)の[[天界]]のこと。「[[紫微天界]]」と同義語。[[天祥地瑞]]にのみ登場する。


== 概要 ==
== 概要 ==
* 表記ゆれ:天の世界《あまのせかい》
* 表記ゆれ:天の世界(あまのせかい)
* 初出:{{rm09|73|0002|総説}}(天の世)、{{rm|73|5|言幸比古の神}}(天の世界)
* 初出:{{rm09|73|0002|総説}}(天の世)、{{rm|73|5|言幸比古の神}}(天の世界)
* 「天の世」とは、[[天之御中主神]]以前(天地剖判以前<ref name="rm7302">{{rm|73|2|高天原}}:〈これより天地剖判に至るまで数十代の神あり、之を天の世と称し奉る〉</ref>)の天界のことで、次の七代を指す。この神名は[[富士文献]](宮下文書)に記された神名を流用したものである。[[天祥地瑞]]{{rm09|73|0002|総説}}に〈富士文庫[[神皇紀]]<ref>『[[神皇紀]]』は大正10年6月に[[三輪義熈]]によって編纂された[[富士文献]]のダイジェスト版である。同書1頁・18~19頁に「天之世」七柱の名が記されている。{{ndldl|965674/1/27}}</ref>の天の世の神の御名を列記すれば〉と断り書きをした上で神名が記されている。
* 「天の世」とは、[[天之御中主神]]以前(天地剖判以前<ref name="rm7302">{{rm|73|2|高天原}}:〈これより天地剖判に至るまで数十代の神あり、之を天の世と称し奉る〉</ref>)の天界のことで、次の七代を指す。この神名は[[富士文献]](宮下文書)に記された神名を流用したものである。[[天祥地瑞]]{{rm09|73|0002|総説}}に〈富士文庫[[神皇紀]]<ref>『[[神皇紀]]』は大正10年6月に[[三輪義熈]]によって編纂された[[富士文献]]のダイジェスト版である。同書1頁・18~19頁に「天之世」七柱の名が記されている。{{ndldl|965674/1/27}}</ref>の天の世の神の御名を列記すれば〉と断り書きをした上で神名が記されている。
** 一 [[天之峯火夫神]]《あめのみねひおのかみ》
** 一 [[天之峯火夫神]](あめのみねひおのかみ)
** 二 [[天之高火男神]]《あめのたかひおのかみ》
** 二 [[天之高火男神]](あめのたかひおのかみ)
** 三 [[天之高地火神]]《あめのたかちほのかみ》
** 三 [[天之高地火神]](あめのたかちほのかみ)
** 四 [[天之高木比古神]]《あめのたかぎひこのかみ》
** 四 [[天之高木比古神]](あめのたかぎひこのかみ)
** 五 [[天之草男神]]《あめのくさおのかみ》
** 五 [[天之草男神]](あめのくさおのかみ)
** 六 [[天之高原男神]]《あめのたかはらおのかみ》
** 六 [[天之高原男神]](あめのたかはらおのかみ)
** 七 [[天之御柱比古神]]《あめのみはしらひこのかみ》
** 七 [[天之御柱比古神]](あめのみはしらひこのかみ)
* 「天の世」は天地剖判以前の天界で、〈数十代の神あり〉とも天祥地瑞に記されている。<ref name="rm7302" />
* 「天の世」は天地剖判以前の天界で、〈数十代の神あり〉とも天祥地瑞に記されている。<ref name="rm7302" />
* 「天の世」は霊界のみで現界は無い。<ref>{{rm|73|2|高天原}}:〈天の世は霊界のみにして現界は形だにもなく、実に寂然たる時代なりき。〉</ref>
* 「天の世」は霊界のみで現界は無い。<ref>{{rm|73|2|高天原}}:〈天の世は霊界のみにして現界は形だにもなく、実に寂然たる時代なりき。〉</ref>
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{{デフォルトソート:あまのよ}}
{{デフォルトソート:あまのよ}}
[[Category:霊界]]
[[Category:霊界]]
[[Category:宇宙]]