「比治山」の版間の差分

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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(現実の比治山)
 
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'''比治山'''(ひじやま)は、[[霊界物語]]に登場する山。主に[[第16巻]]・[[第17巻]]の[[丹波物語]]に出て来る。[[丹波の国]]にある。「比治山峠」という峠名でも出て来る<ref>出現回数は比治山18回、比治山峠5回。</ref>。
 
'''比治山'''(ひじやま)は、[[霊界物語]]に登場する山。主に[[第16巻]]・[[第17巻]]の[[丹波物語]]に出て来る。[[丹波の国]]にある。「比治山峠」という峠名でも出て来る<ref>出現回数は比治山18回、比治山峠5回。</ref>。
  
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* 初出:{{rm|16|20|思はぬ歓}}
 
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* 比治山の峰続き<ref>{{rm|18|8|}}:「広野を過ぎて五箇の庄 比治山峠の峰続き 比沼の真名井の神霊地」</ref>、または麓<ref>{{rm|27|14|}}:「雲に聳ゆる比治山の 麓に清き比沼真奈井」</ref>に[[比沼真奈井]]([[豊国姫]]が出現した聖地)がある。
 
* 比治山の峰続き<ref>{{rm|18|8|}}:「広野を過ぎて五箇の庄 比治山峠の峰続き 比沼の真名井の神霊地」</ref>、または麓<ref>{{rm|27|14|}}:「雲に聳ゆる比治山の 麓に清き比沼真奈井」</ref>に[[比沼真奈井]]([[豊国姫]]が出現した聖地)がある。
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* バラモン教の[[鬼虎]]・[[鬼彦]]に誘拐された[[お節]](丹波村の[[平助]]・[[お楢]]の孫娘)は、比治山の奥の岩窟([[魔の巌窟]])に監禁されていた。<ref>{{rm|16|21}}:「妾は比治山の奥の岩窟に押し込められて居りました」…ただしこれはお節に化けた化け物(白狐?)のセリフ。{{rm|17|3}}:「真名井ケ岳の山奥の、暗き岩窟に閉ぢ籠められし、丹波村の平助が孫娘お節は」…ここでは「真名井ケ岳の山奥の、暗き岩窟」と書いてあるが、本物のお節を岩窟から救出した後、一行は「真名井ケ岳の豊国姫の出現場」〔第3章#374〕を目指して登って行き、「比治山峠」〔第4章#134〕で鬼虎・鬼彦たちは凍死・羽化登仙しているので、お節が監禁されていた岩窟は、比治山ではないかと考えられる。</ref>
 
* バラモン教の[[鬼虎]]・[[鬼彦]]に誘拐された[[お節]](丹波村の[[平助]]・[[お楢]]の孫娘)は、比治山の奥の岩窟([[魔の巌窟]])に監禁されていた。<ref>{{rm|16|21}}:「妾は比治山の奥の岩窟に押し込められて居りました」…ただしこれはお節に化けた化け物(白狐?)のセリフ。{{rm|17|3}}:「真名井ケ岳の山奥の、暗き岩窟に閉ぢ籠められし、丹波村の平助が孫娘お節は」…ここでは「真名井ケ岳の山奥の、暗き岩窟」と書いてあるが、本物のお節を岩窟から救出した後、一行は「真名井ケ岳の豊国姫の出現場」〔第3章#374〕を目指して登って行き、「比治山峠」〔第4章#134〕で鬼虎・鬼彦たちは凍死・羽化登仙しているので、お節が監禁されていた岩窟は、比治山ではないかと考えられる。</ref>
 
* [[清子姫]]と[[照子姫]]<ref>この二人は第17巻で[[黒姫]]の部下のような感じで登場した{{rm|17|9}}・{{rms|17|10}}が、実は表面服従していただけ{{rm|27|15}}。</ref>は、比治山で草庵を結び、時を待っていた。<ref>{{rm|27|15}}:「此照子姫、清子姫は其(略)神勅を受けて、比沼真奈井に豊国姫出現に先立つて現はれ、比治山に草庵を結び、時を待つて居たのである。そこへウラナイ教の黒姫に出会し、いろいろとウラナイ教の教理を説き聞かされ(略)只黒姫の言葉を反駁もせず、善悪を取捨して表面服従して居たのみであつた。」</ref>
 
* [[清子姫]]と[[照子姫]]<ref>この二人は第17巻で[[黒姫]]の部下のような感じで登場した{{rm|17|9}}・{{rms|17|10}}が、実は表面服従していただけ{{rm|27|15}}。</ref>は、比治山で草庵を結び、時を待っていた。<ref>{{rm|27|15}}:「此照子姫、清子姫は其(略)神勅を受けて、比沼真奈井に豊国姫出現に先立つて現はれ、比治山に草庵を結び、時を待つて居たのである。そこへウラナイ教の黒姫に出会し、いろいろとウラナイ教の教理を説き聞かされ(略)只黒姫の言葉を反駁もせず、善悪を取捨して表面服従して居たのみであつた。」</ref>
 
  
 
== 現実の比治山 ==
 
== 現実の比治山 ==
 
 
現実の比治山は、久次岳の南側(山頂から約1.6km)に「比治山峠」<ref>現在の峠道はトンネルを掘り、国道312・482号線の「比治山トンネル」になっている。</ref>があり、その周囲の山が比治山ということになる。
 
現実の比治山は、久次岳の南側(山頂から約1.6km)に「比治山峠」<ref>現在の峠道はトンネルを掘り、国道312・482号線の「比治山トンネル」になっている。</ref>があり、その周囲の山が比治山ということになる。
  
 
また久次岳の南西にある[[磯砂山]](いさなごさん)(山頂間の距離約5.6km)が比治山という別名も持っている。
 
また久次岳の南西にある[[磯砂山]](いさなごさん)(山頂間の距離約5.6km)が比治山という別名も持っている。
  
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「丹後国風土記逸文」には、比治山の山頂にある真奈井に8人の天女が降ったという羽衣伝説が記されている。
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* <wp>丹後国風土記</wp>
 
* <wp>磯砂山</wp>
 
* <wp>磯砂山</wp>
 
* [http://www.kyoto-kankou.or.jp/info_search/?id=630&r=1522673245.0571 磯砂山] - 京都府観光連盟
 
* [http://www.kyoto-kankou.or.jp/info_search/?id=630&r=1522673245.0571 磯砂山] - 京都府観光連盟

2024年7月27日 (土) 11:12時点における最新版

比治山(ひじやま)は、霊界物語に登場する山。主に第16巻第17巻丹波物語に出て来る。丹波の国にある。「比治山峠」という峠名でも出て来る[1]

概要

現実の比治山

現実の比治山は、久次岳の南側(山頂から約1.6km)に「比治山峠」[9]があり、その周囲の山が比治山ということになる。

また久次岳の南西にある磯砂山(いさなごさん)(山頂間の距離約5.6km)が比治山という別名も持っている。

「丹後国風土記逸文」には、比治山の山頂にある真奈井に8人の天女が降ったという羽衣伝説が記されている。

関連項目

脚注

  1. 出現回数は比治山18回、比治山峠5回。
  2. 第18巻第8章#:「広野を過ぎて五箇の庄 比治山峠の峰続き 比沼の真名井の神霊地」
  3. 第27巻第14章#:「雲に聳ゆる比治山の 麓に清き比沼真奈井」
  4. 第17巻第3章#:「揺られて来る比治山の 北に聳ゆる真名井岳」
  5. 第16巻第20章#:岩公のセリフ「私は比沼の真名井や比治山の神様に参詣する者で御座います」、音彦のセリフ「吾々は比治山の神様に参詣を致すもので御座います」
  6. 第16巻第21章#:「妾は比治山の奥の岩窟に押し込められて居りました」…ただしこれはお節に化けた化け物(白狐?)のセリフ。第17巻第3章#:「真名井ケ岳の山奥の、暗き岩窟に閉ぢ籠められし、丹波村の平助が孫娘お節は」…ここでは「真名井ケ岳の山奥の、暗き岩窟」と書いてあるが、本物のお節を岩窟から救出した後、一行は「真名井ケ岳の豊国姫の出現場」〔第3章#374〕を目指して登って行き、「比治山峠」〔第4章#134〕で鬼虎・鬼彦たちは凍死・羽化登仙しているので、お節が監禁されていた岩窟は、比治山ではないかと考えられる。
  7. この二人は第17巻で黒姫の部下のような感じで登場した第17巻第9章#第10章#が、実は表面服従していただけ第27巻第15章#
  8. 第27巻第15章#:「此照子姫、清子姫は其(略)神勅を受けて、比沼真奈井に豊国姫出現に先立つて現はれ、比治山に草庵を結び、時を待つて居たのである。そこへウラナイ教の黒姫に出会し、いろいろとウラナイ教の教理を説き聞かされ(略)只黒姫の言葉を反駁もせず、善悪を取捨して表面服従して居たのみであつた。」
  9. 現在の峠道はトンネルを掘り、国道312・482号線の「比治山トンネル」になっている。