「白瀬川 (ナイル河)」の版間の差分
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↑ 第7巻第36章「豊日別」#の末尾に、八島別が純世姫命の神霊を祀り肥の国の守護神となり建日別と改名したことが記されているが、「純世姫命の霊場」とはそのことか?
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2019年3月17日 (日) 16:19時点における版
この項目では、綾部の白瀬川について説明しています。その他の用法については「白瀬川 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
白瀬川(しらせがわ)は、霊界物語に登場する川。筑紫の島の豊の国にある。「ナイル河」とも呼ばれる。
概要
白瀬川の六つの滝
白瀬川には6つの大きな滝がある。[1]
このうち舞台として登場するのは秋月の滝だけで、橘~国光の4つの滝は第12巻第13章「秋月滝」#に名前が1回出るだけである。
6つ全てが月雪花の宣伝使と三光の宣伝使の名前になっているが、彼らと特に由縁があるわけではない。またこのエピソードに三光の宣伝使は登場するが、月雪花の宣伝使は登場しない。
「白瀬川の六つの滝」という言葉そのものは、第12巻第6章「招待」#に1回出るだけである。
水源地
白瀬川(ナイル河)の水源地は「スッポンの湖」である。
ただし次のように、シナイ山から流れているという記述がある。あるいは秋月滝だけがシナイ山から流れ落ちているという意味か?
- 第12巻第10章「深夜の琴」#:「シナイ山より落ちかかる 秋月滝に身を打たれ」
- 第12巻第14章「大蛇ケ原」#:「ここはシナイ山の麓の秋月の滝の二三町下手だよ」
- 第12巻第15章「宣直し」#:「祝姫は一行五人と共に白瀬川の魔神を言向和すべく、館を後に六人連れ宣伝歌を歌ひ乍ら、朧月夜の如き春の日をシナイ山の山麓指して進み行く」
主なエピソード
現実の白瀬川
白瀬川は九州の志賀瀬川(しがせがわ)に相応する。筑後川の上流にある川で、阿蘇市北部から北へ流れ、小国町中心部で田の原川(筑後川の本流)に合流する。
大正12年(1923年)8月から9月にかけて王仁三郎は熊本を中心に九州を巡教し、阿蘇の杖立温泉に8月12日から30日まで滞在した[2]。随行した河津雄が書いた随行記の8月11日の項に、次の記述がある。
此流域は筑紫島の中央に当り、肥の国より豊の国に至るので、恰もアフリカのナイル河に相当せねばならぬのである。霊界物語に現はれたるナイル河はアフリカ第一の河であるが、我が筑後河も亦九州第一の大川である。ナイルの上流を白瀬川といひ、筑後川の上流を志賀瀬川といふ。氏(注・瑞月氏=王仁三郎)が「あの瀧(注・切通瀧(きりどうしだき)のこと)はナイルの型が出てゐるのや」と言はれ。第七篇(注・第七巻)に現はれたる純世姫命の霊場[3]は宮の原の宮山(注・小国両神社が鎮座する高台のこと[4])のやうに思ふと漏らされた。「わしは宮さんのやうに思はなんだ、まるで家(うち)には入(い)ったやうに思ふた」と言はれた。純世姫命が筑紫島の国魂神である事は霊界物語の読者には、既に承知さるる処である。
出典:『神の国』大正12年(1923年)9月25日号掲載、河津雄「西遊随行記〔二〕」p36[5]