紀の港(きのみなと)は、霊界物語に登場する港。琵琶の湖(カスピ海)の北西岸[1]、コーカス山の麓にあると思われる。
第15巻第23章「八日の月」#に1回だけ出る。「声も涼しき琵琶の湖 浜辺を指して下り行く 浪も長閑な海原を 駒諸共に船の中 浪を分けてぞ進みける 折から吹き来る東南の 風に真帆をば掲げつつ 船脚早くコウカスの 山の麓へ紀の港 此処に御船を横たへて」