糸の縺れ
糸の縺れ(いとのもつれ)は、霊界物語第67巻第8章#の章題。
「糸の縺れ」とは人間関係や感情が複雑にこじれて解決ができにくくなっている状態を指す。
本章では、ハルの湖を進む波切丸の船長アリーと、義父妹のダリヤとの関係が「糸の縺れ」になっている。
ダリヤの父アリス(スガの港の薬種問屋)は、人妻であるアンナ(アリーの母)を無理に奪い取り自分の妻とした。それを苦にしてアンナの夫アリスタン(アリーの父)はハルの湖に身を投げて自殺した。アリーは母を奪ったアリスを恨んで殺そうとして、波切丸の船長となったが、アリスはなかなか船に乗って来なかった。そこで、アリスを父としてアンナから生まれた義父妹のダリヤを、アリスの代わりに殺そうとした。アリーはアリスに恨みはないが、父の仇として殺さなくては気が晴れない。しかし殺すことは気がひける。そういう「糸の縺れ」である。