男島女島 (諏訪の湖)

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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この項目では、諏訪の湖にある男島女島について説明しています。その他の用法については「男島女島 (曖昧さ回避)」をご覧ください。

男島(おしま)と女島(めしま)は、霊界物語に登場する島。竜宮島諏訪の湖にある。「雄島」「雌島」とも表記される。

概要

  • 第25巻第9章信仰の実#第14章園遊会#だけに出る。
  • 男島には大小無数の金銀の蛇が素麺を敷いたようにいる。沓島には金銀の蜈蚣(むかで)が無数に蓆を敷いたように地上を包んでいる。[1]

主なエピソード

第25巻第9章信仰の実#で男島と女島を舞台に不可思議な物語が展開し、次の第10章開悟の花#の前半にその物語の解説が記されている。

諏訪の湖を裸で北へと進んで行った清公チャンキーモンキーアイルテーナの5人は、水底深く落ち込み人事不省になったところを、金銀をちりばめた神船によって、男島に救われた。

清公が寝ている時に、金色の太い蛇が口から入り、口から尻尾の先を7~8寸ばかりだして左右にプリンプリンと振っている。チャンキーは清公を助けようと、その尻尾を掴んだ途端に、ビンと撥ねられて、隣の女島に投げ送られた。チャンキーは女島で体中、無数の蜈蚣に包まれてしまう。

男島の清公は身体が黄金色となり、身長も1尺ばかり伸びた。そしてアイルを掴んで女島に投げ移してしまう。アイルの体も蜈蚣に包まれる。またテーナも女島に投げられ、やはり蜈蚣に包まれてしまう。

男島に残っているモンキーだけには、何故か蛇が近づかなかった。モンキーは、蛇が近づかない自分は善なのか悪なのか分からず悩んで考え込む。すると、金銀珠玉で包まれた船に清公、チャンキー、アイル、テーナの4人が乗り、進んで行くのが見えた。モンキーは息を吐き、やはり自分が間違っていたのだと思って瞑想に耽る。

すると亀が現れ、その亀について湖水に飛び込み泳いで行くが、やがて泳げなくなり、亀の甲に両手を掛けて水底に潜って行く。フト目を開くと、女島の磯端に上がっていた。亀は大きくなって金銀珠玉の神船と化す。船は自然に動き出し、4人が進んだ方面に進んで行った。

モンキーは、何事も一切万事、神に任せば良いのだと悟った。〔ここまで第25巻第9章信仰の実#

男島と女島の両島は、竜宮の神に仕える百神が、金銀の蛇や蜈蚣となり、苦痛をなめて世を救う、諸善竜神の修業場である。清公の口に入った黄金の蛇は、玉依姫命の分霊・玉永姫の化身で、清公の体を借りて、アイル、テーナ、チャンキーを蜈蚣の島(女島)に投げ、苦しき修業をさせ水晶身魂に磨き上げたのであった。〔第25巻第10章開悟の花#前半〕

脚注