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修補版

4,743 バイト追加, 2014年3月9日 (日) 15:52
編集の要約なし
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== 凡例 ==
 
修補版の凡例として第1巻のP324~328「修補版のあとがき」を引用する。
 
<blockquote>
修補版の刊行にあたっては、出口聖師の校正本(昭和九~十年に自ら校正された原本)を底本とし、校正本と現行本(大本教典刊行会編纂、昭和四十二年八月~同四十五年九月刊)を校合したうえで、つぎのように最小限の修補を行った。<br />
<br />
一、霊界物語が発表された大正後期~昭和初期と昭和六十年代の現在とでは、国の内外の情勢とその認識、人権問題の具体化とその発展に大きな変遷がみられ、当時の原文そのままを公刊することには種々の問題と制約がある。<br />
そのため、今日の社会情勢にてらして問題があると思われる箇所、ならびに現在禁句として社会に定着している用字・用語や、文脈上適当でないと思われる用字・用語については、省略・いいかえを行い、また漢字をひらかなにした。<br />
今回の修補にあたっては、現行本が、発刊当時その社会情勢から判断して原本を省略した箇所については検討を加え、校正本(原本)と校合のうえ、できるかぎり復活した。また原本尊重の方針にもとづき、時代的表現で今日つかわれていない用字・用語もできるだけ用い、文脈上問題がないかぎり省略・いいかえをさけるなど、霊界物語のつぎの点を配慮して、修補を最小限にとどめた。<br />
(1)霊界物語は救世の経綸の教典として、瑞霊の大神の万有愛につらぬかれ、用字・用語や部分的叙述の如何にかかわらず、究極において、すべての人が救われるという精神・内容で一貫している。<br />
(2)全巻にわたり、時代の変遷によってかえることのできない教の本質にかかわる真理・原理・法則が、きわめて多彩な表現で説示されている。<br />
(3)また霊界の事象や、神代の物語として、古来の慣習・主従関係などが色こくおりこまれている。<br />
(4)文章の表現について 大正時代の文体、用字・用語で著され、会話体や和歌・詩の形式をはじめ、滑稽・諧謔・比喩・諺がきわめて多く用いられている。<br />
<br />
二、右のほか表記などについては、つぎのことを配慮した。<br />
(1)旧国名・地名について 必要なものには、巻ごとに初出の旧国名・地名の下に注記した。<br />
(2)漢詩・漢文について 今回新たに、ふりかな及び日本語の読み下し文を本文中に注記した。<br />
(3)余白歌について 重複したものははぶき、新にページに余白が生じた場合は、校正本にある余白歌を優先的に用いた。<br />
(4)仮名づかいについて きゆう(宮・弓)、しゆう(宗・衆)、じゆう(従・戎)、ちゆう(中・注・誅)、ぢゆう(重・住)、にゆう(乳)等は、きう、しう、じう、ちう、ぢう、にう、とした。<br />
それは出口聖師が、大正十五年十一月号の「神の国」誌の「筆のすさび」に、「今一つ可笑しいのは汽車の踏切りの立札である。大抵の札には(きしやにちゆういすべし)と書いた事である。学者の多い鉄道省のことだから(きしやに【ちうい】すべし)と改めて欲しいものだ」と書かれていることによったものである。<br />
(5)頁構成について 本文を読みやすくするため、一ページ当たりの行数と一行あたりの字数を減らした。また巻数・章数をページの数字に併記し、利用の便宜をはかった。<br />
<br />
三、出口聖師の校正本は原本として、永久に教団本部に保存される。<br />
<br />
このたびの修補版の刊行にあたっては、大本教典委員会が設けられ、教学資料編纂所がその実務を担当した。漢詩・漢文については、京都大学助教授愛宕元氏の助言をいただき、修補には慎重を期して十分な調査・検討を行ったうえ、改めて三代教主の裁定をいただいたものである。<br />
<br />
   昭和六十二年七月二十八日<br />
<br />
               大本教典委員会<br />
<br />
<cite>--出口王仁三郎・著『霊界物語 第一巻』(天声社・修補版)</cite>
</blockquote>
== 脚注 ==
<references/>

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