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タラハン城
,'''タラハン城'''は、[[霊界物語]]に登場する城。[[月の国]]の[[タラハン市]]にある宏大な城郭。
== 概要 ==
* 初出:{{rm|67|12|太子微行}}
* タラハン城の正南3000メートルほどのところに、老木が生え茂る小高き独立した[[大宮山]]という山がある。<ref>{{rm|68|11|宮山嵐}}</ref>
== 主なエピソード ==
=== 第67巻 ===
* [[スダルマン]]太子が行方をくらましたため、タラハン城内の[[カラピン王]]の御前には、左守・右守を始め数多の重臣が集まり小田原評定をしていた。右守[[サクレンス]]は、今回の事件は左守[[ガンヂー]]の倅[[アリナ]]に責任があると主張する。左守ガンヂーは責任を感じて自殺しようとするが、王女[[バンナ]]に止められた。右守サクレンスは、自分が左守の地位に就き、太子を廃して自分の弟[[エール]]を王女と結婚させて政治権力を握ろうという野望をたくらんでいた。太子が王制を嫌っていることを取り上げ、王制を廃して共和制にしようと提案する。左守はこれを聞いて怒りのあまり右守を斬りつけようとするが、右守は城から逃げ出してしまった。〔{{rm|67|20|曲津の陋呵}}〕
=== 第68巻 ===
* タラハン城の太子殿の奥の間で、スダルマン太子は[[スバール姫]]と逢瀬のため、[[アリナ]]を自分の身代わりにして、労働服を着て城を抜け出した。アリナは太子の錦衣を着て太子の部屋に座り込んだ。そこへ左守[[ガンヂー]](アリナの父)が太子に会いにくる。アリナは太子になりきってその場を切り抜けた。〔{{rm|68|5|変装太子}}〕
* その後、太子の部屋に奥女中の[[シノブ]]がやってくる。シノブは太子とアリナの話をこっそり聞いており、アリナの変装を見破っていた。シノブはアリナに恋を告白し、シノブを王妃としてタラハン国を乗っ取ろうと持ちかける。アリナはその大胆不敵さに意気投合してしまった。シノブは一度女中部屋に帰り、深夜に忍んでやってくる。そのとき警鐘が乱打され、窓の外を見ると、左守の館の方面に大火災が起こっていた。〔{{rm|68|6|信夫恋}}〕
* 大火災は[[タラハン市]]の過半を焼き払い、市内には暴徒が横行した。館を焼かれた左守ガンヂーは騒動が収まったのを見て、城へ行くと、大王はこの騒ぎに驚き発熱し人事不省に陥っていた。太子に指揮を仰ぐため、太子殿にやってきて、責任を取って辞職を申し出る。太子(アリナの変装)はガンヂーの左守の職を解き、復興院の総裁に任じ、復興に尽力するよう命じる。大王が危篤となるが、偽者だとバレてしまうため病床へ行けない。そこへスダルマン太子が帰ってきて、王の病床へ駆け付けた。〔{{rm|68|8|帰鬼逸迫}}〕
== 脚注 ==
<references/>
== 関連項目 ==
* [[タラハン]]:「タラハン」が付く地名一覧。
[[Category:霊界物語の城|たらはんしよう]]
== 概要 ==
* 初出:{{rm|67|12|太子微行}}
* タラハン城の正南3000メートルほどのところに、老木が生え茂る小高き独立した[[大宮山]]という山がある。<ref>{{rm|68|11|宮山嵐}}</ref>
== 主なエピソード ==
=== 第67巻 ===
* [[スダルマン]]太子が行方をくらましたため、タラハン城内の[[カラピン王]]の御前には、左守・右守を始め数多の重臣が集まり小田原評定をしていた。右守[[サクレンス]]は、今回の事件は左守[[ガンヂー]]の倅[[アリナ]]に責任があると主張する。左守ガンヂーは責任を感じて自殺しようとするが、王女[[バンナ]]に止められた。右守サクレンスは、自分が左守の地位に就き、太子を廃して自分の弟[[エール]]を王女と結婚させて政治権力を握ろうという野望をたくらんでいた。太子が王制を嫌っていることを取り上げ、王制を廃して共和制にしようと提案する。左守はこれを聞いて怒りのあまり右守を斬りつけようとするが、右守は城から逃げ出してしまった。〔{{rm|67|20|曲津の陋呵}}〕
=== 第68巻 ===
* タラハン城の太子殿の奥の間で、スダルマン太子は[[スバール姫]]と逢瀬のため、[[アリナ]]を自分の身代わりにして、労働服を着て城を抜け出した。アリナは太子の錦衣を着て太子の部屋に座り込んだ。そこへ左守[[ガンヂー]](アリナの父)が太子に会いにくる。アリナは太子になりきってその場を切り抜けた。〔{{rm|68|5|変装太子}}〕
* その後、太子の部屋に奥女中の[[シノブ]]がやってくる。シノブは太子とアリナの話をこっそり聞いており、アリナの変装を見破っていた。シノブはアリナに恋を告白し、シノブを王妃としてタラハン国を乗っ取ろうと持ちかける。アリナはその大胆不敵さに意気投合してしまった。シノブは一度女中部屋に帰り、深夜に忍んでやってくる。そのとき警鐘が乱打され、窓の外を見ると、左守の館の方面に大火災が起こっていた。〔{{rm|68|6|信夫恋}}〕
* 大火災は[[タラハン市]]の過半を焼き払い、市内には暴徒が横行した。館を焼かれた左守ガンヂーは騒動が収まったのを見て、城へ行くと、大王はこの騒ぎに驚き発熱し人事不省に陥っていた。太子に指揮を仰ぐため、太子殿にやってきて、責任を取って辞職を申し出る。太子(アリナの変装)はガンヂーの左守の職を解き、復興院の総裁に任じ、復興に尽力するよう命じる。大王が危篤となるが、偽者だとバレてしまうため病床へ行けない。そこへスダルマン太子が帰ってきて、王の病床へ駆け付けた。〔{{rm|68|8|帰鬼逸迫}}〕
== 脚注 ==
<references/>
== 関連項目 ==
* [[タラハン]]:「タラハン」が付く地名一覧。
[[Category:霊界物語の城|たらはんしよう]]