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イドムの城
,編集の要約なし
* ある月夜の晩、エールス王は、王妃[[サックス姫]]と左守[[チクター]]に誘われ、[[大栄山]]に出で、[[水乃川]]を見下ろす崖で酒を酌み交わしていた。チクターとサックス姫は恋仲になっており、サックス姫は酒に酔ったエールス王は背後から押して崖から突き落とし殺してしまう。二人は何食わぬ顔でイドム城に帰り、エールス王の訃報を伝えた。これよりサックス姫は女王として君臨した。〔{{rm|81|7|月音し}}〕
* [[真珠の湖]]で女王サックス姫も左守チクターも湖中に落ちて死んでしまった<ref>{{rm|81|8|人魚の勝利}}</ref>。国は騒乱が起き、軍師[[エーマン]]はイドム城に陣取って、騒乱の鎮定につとめる。サール軍の暴政に苦しんでいたイドム国民はあちこちに愛国の士が奮起し、城を奪い返して国を再興しようという活動が活発になって来た。愛国派の大頭目[[マーク]]と[[ラート]]は、イドム城の外の広場に群集を集め、イドム城に一斉に攻め込む。軍師エーマンは慌てふためき、水乃川に投身して自殺した。サールの国による支配はわずか一年で終わり<ref>{{rm|81|9|維新の叫び}}:「エールスの栄華もわづか一年の 夢なりにけり浅ましの世や」</ref>、マークと右守[[ターマン]]は、[[アヅミ王]]を迎えに[[月光山]]に向かった。〔{{rm|81|9|維新の叫び}}〕
== 関連項目 ==
* [[イドム]]
== 脚注 ==