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辻天水

6 バイト追加, 2023年11月9日 (木) 03:04
略歴
* 辻は故郷の菰野に引き籠もり「[[北伊勢神業]]」に没頭した。具体的には、[[審神者]]として「[[竜宮神示]]」「[[天言鏡]]《てんげんきょう》」「[[神言書]]《しんげんしょ》」などの神示を取り次いだりする神業であった。不明な点があると大阪の刑務所に収監されている王仁三郎に面会を求め、指示を仰いだ。<ref>豊国「龍宮神示と天言鏡」p.43</ref> <ref>中矢『大本裏神業の真相』p.202</ref>
* 昭和17年(1942年)、辻は保釈出所した王仁三郎と亀岡で面会した。王仁三郎は「この短冊があるところが神業の中心地である」と言って御神体となる短冊を辻に授けた。それは王仁三郎が自ら認めたもので、「大国常立大神」の御神号の下に「金山彦神」「金山姫神」という御神号が書かれていた。王仁三郎はこの御神体を辻に授ける際に「近江で祀り、淡路に渡り、後は伊勢(北伊勢)に入ることになる」と告げたという。辻が近江で御神体を祀った後、再び王仁三郎に指示を仰ぎに行くと「次は淡路島で元井戸を掘るんや」と指示した。この元井戸はすでに[[白山義高]]が掘り進めていたが、何も出て来なかった。王仁三郎はこの元井戸が「大国常立大神」が出現する穴だと教えた。 →「[[淡路島神業]]」
* 昭和19年(1944年)2月、神示を降ろす霊媒(神主)だった[[三雲龍三]](1914~1945年)が召集された。三雲は翌年1月、上海で戦病死する(享年31歳)。(1914~1945年)が軍に召集された。三雲は翌年1月、上海で戦病死する(享年31歳)。<ref>『[[三雲龍三神示と神一厘の仕組]]』p.342</ref>
* 辻は「昭和20年8月15日、夫婦松のあるところに茜大神(注・大国常立大神のこと)を祀り、汝はそこに入るがよい」という神示を与えられており、それを実行するため夫婦松を探した。ついに自宅近くの三保山<ref>辻家が所有する山だった。不二「知られざる大本裏神業」p.17</ref>に樹齢200年の夫婦松を発見し、そこに茜大神を祀る小さな社を建立した。これが「[[錦之宮]]」の発祥である。
* 昭和22年(1947年)5月13日、大本信徒で八雲琴の名手である[[生源寺勇琴]](しょうげんじ ゆうきん)が[[錦之宮]]を訪れた。生源寺が八雲琴を奏しようとしたら、触れていないのに八雲琴が自然に鳴り出した。その音が鳴り止むと王仁三郎の霊姿が現れ(この時はまだ存命中)、それが消えると白く輝く文字が現れた。これが「[[天言鏡]]」と呼ぶ神示の始まりである。

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