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竜世姫
,→主なエピソード
* [[常世の国]]の[[常世姫]]の招聘によって、[[竜宮城]]から[[言霊別命]]が常世の都へ、祭典に参列するために行くことになった。この祭典には常世姫の奸計が仕組まれていることを、言霊別命は事前に探知していた。[[小島別]]や竜世姫らが同行することになった。[[ロッキー山]]麓で竜世姫は急病になる。これは実は言霊別命を助けるための仮病であった。[[小島別]](常世姫の仲間)らが竜世姫の看護をしている隙に、言霊別命は道を先に進み、[[美濃彦]]の館に入って種々の計画を立てた。また竜世姫はわざと言霊別命と口論をして、犬猿の仲を装った。常世姫の宮殿([[常世城]])に到着すると、常世姫の侍者が水を言霊別命に差し出したが、竜世姫は言霊別命に悪口を吐き、その水を奪ってしまう。そして水を他の人の服に打ちかけると、その服は発火した。常世姫が言霊別命を毒殺しようとしたのを、竜世姫が狂言によって防いだのだった。〔{{rm|2|21|常世の国へ}}~{{rms|2|23|竜世姫の奇智}}〕
* [[常世城]]で祭典が終わり、直会となった。[[常世姫]]は食事に毒を盛って[[言霊別命]]を殺そうと図る。だが竜世姫が再び、狂言によって言霊別命の食事をひっくり返したため、未遂に終わった。その夜、竜世姫は言霊別命を武装させて、こっそり裏門から逃れさせた。常世姫は竜世姫の行動を怪しみ、詰問するが、竜世姫は鼻歌を歌い誤魔化す。竜世姫はあくまでも白を切り、滑稽な歌を歌って、面白く踊り狂う。常世姫は呆れ果て、ようやく竜世姫への疑いを晴らした。〔{{rm|2|24|藻脱けの殻}}~{{rms|2|25|蒲団の隧道}}〕〕 ({{rm|38|12|思ひ出(三)}}に、[[喜楽]]が[[お竜]](開祖の四女)に腹痛を起こさしたエピソードがある。「霊主体従第二巻其儘を繰返したのである」と記されているが、それはこの第2巻第21~23章のことである)
* [[竜宮城]]に帰城後、竜世姫は[[稚桜姫命]]に小島別らの失敗(言霊別命が失踪したこと)を報告すると、稚桜姫命は大いに怒る。竜世姫と[[言霊姫]]は面白い歌を歌い踊り狂い、稚桜姫命を笑わせて、怒りを和らげた。〔{{rm|2|26|信天翁}}〕
* [[天使長]]・[[大八洲彦命]]の失脚後、天上から降った[[高照姫命]]が天使長に任命され、[[真澄姫]]・[[言霊姫]]・竜世姫の3人が天使に就任した。しかし高照姫命も大八洲彦命と同じような失敗([[聖地エルサレム]]を攻撃に来た[[常世彦]]の魔軍に対して「[[破軍の剣]]」を使ってしまったこと)を犯して失脚する。国祖の命で四天使は聖地を追放され、[[エデンの園]]に蟄居することになった。〔{{rm|3|44|可賀天下}}~{{rms|3|45|猿猴と渋柿}}〕