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最後の特高警察

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[[ファイル:最後の特高警察の表紙.jpg|thumb|『最後の特高警察』の表紙]]

'''最後の特高警察'''(さいごのとっこうけいさつ)は、[[銅銀松雄]](どうぎん まつお)の著書。特高警察官としての人生を回顧して書いた、ドキュメンタリータッチの自叙小説。著者は[[第二次大本事件]]の際、京都府警察部特高課の警察官として大本弾圧に関わったが、しかし[[出口宇知麿]]の出身高校の後輩として大本に好意的に接していた。本書の前半は大本事件を回顧している。

『[[中外日報]]』に昭和44年(1969年)2月から45年7月まで、ドキュメンタリー「宗教特高」として連載した作品と、45年8月に夕刊京都新聞に終戦二十五周年記念のドキュメンタリー「最後の特高」として連載した作品の二篇を合わせて単行本にしたものである。

== 概要 ==
{|class="wikitable"
! 題名
| 最後の特高警察
|-
! 著者
| [[銅銀松雄]]
|-
! 発行日
| 昭和48年(1973年)2月1日
|-
! 発行所
| 白川書院
|-
! 頁数
| 425
|-
! 定価
| 950円
|-
! ISBN-13
|
|-
! OBN
| 1824
|-
! 備考
| 著者略歴(本書p425の著者略歴による)<br>明治40年(1907年)愛媛県西宇和郡瀬戸町三机で生まれる。昭和6年(1931年)8月、京都府警察官を拝命。昭和20年(1945年)10月、特高警察に在籍していたためGHQの命令で公職追放される。昭和26年(1951年)追放解除。昭和30年(1955年)3月、再び京都府警察官となる。昭和38年(1963年)4月、定年退職。
|}

== 目次 ==
* 第一部 宗教特高
** 一、大本事件
*** p14/暁の急襲
*** p28/妍を競う?〝新聞裁判〟
*** p41/矢野ケ丘に草萌えて
*** p64/拷問
*** p79/〝二代さん〟
*** p137/教育者と教育家
*** p154/〝二代さん〟の昇天
*** p158/あざやかな交替劇
*** p162/わたしの大本観
** 二、ある敵国人
*** p168/戦時中のデントン・ハウス
*** p183/熊(強制送還命令書)を撃つ
*** p219/〝讃美歌〟やまじこえて
*** p241/巨星昇天
*** p252/影も消ゆ
** 三、戦時下の法城
*** p258/坊主が英霊を侮辱と訴える老人
*** p266/坊さんのブタ箱入り
*** p274/武田香龍師
*** p281/現世利益
*** p290/〝肉入雑炊〟
*** p299/お仏飯もままならぬ
*** p309/ヤミ米貴賓室をまかり通る
*** p314/大谷瑩潤御連枝
*** p327/寺宝〝あれ〟とは何であるか?
*** p348/教行信証
* 第二部 最後の特高
** 終戦─その前夜
*** p356/射程距離
*** p369/ブラブラ非国民
*** p373/熱祷
*** p386/ご禁制品
*** p400/炭とサーベル
*** p403/戦中多忙
*** p408/声なき声
*** p412/その前夜
*** p422/あとがき

{{デフォルトソート:さいこのとつこうけいさつ}}
[[Category:書籍]]

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