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八島姫
,→第5巻
=== 第5巻 ===
* [[顕恩郷]]に[[常治彦]]([[常世彦]]の息子)、[[玉春姫]]([[常世彦]]の娘)、[[塩治姫]]([[塩長彦]]の娘)の三人が大きな亀([[大道別]]の分霊・[[琴平別神]])の背に乗って運ばれて来た。塩治姫と見えた者は、実は[[春日姫]]であり、玉春姫と見えた者は、実は[[八島姫]]であった。顕恩郷はであり、玉春姫と見えた者は、実は八島姫であった。顕恩郷は[[南天王]]([[大道別]]の分霊・[[日の出神]])が治めており、[[春日姫]]・八島姫・[[南天王]]の三人は鼎談した。八島姫は恋慕する[[大道別]](今は日の出神=南天王)に再会できたので嬉し涙を流した。南天王は[[芳彦]]をこの場に呼んだ。やって来たのは[[玉純彦]]([[南高山]]の従者)だった。南天王は、玉純彦と八島姫は夫婦になれよと命じた。父の[[大島別]]もこの場に現れ、玉純彦と八島姫は結婚式を挙げた。今までこの郷を「川北郷(せんほくきょう)」と呼んでいたが、この出来事があってから、「[[顕恩郷]]」と名付けられた。三人は南高山に帰り、玉純彦は大島別の跡を継いだ。顕恩郷には白狐の[[旭]]が八島姫に変じて南天王のそば近くに仕えた。〔{{rm|5|5|盲亀の浮木}}~{{rms|5|7|三拍子}}〕
* [[大洪水]]が近づいて来た。宣伝使の[[神澄彦]]は雪の中、[[南高山]]を訪れた。[[玉純彦]]・八島姫夫婦は、神澄彦の誠心に感じ、自らも宣伝使となって諸方を遍歴して神の福音を伝えることとなった。玉純彦は妻と別れ、神澄彦と共に旅立った。〔{{rm|5|42|神玉両純}}~{{rms|5|43|長恨歌}}〕