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大道別
,編集の要約なし
== 関係の深い人物 ==
* [[八島姫]]:[[南高山]]の主神・の守神・[[大島別]]の娘。大道別に恋慕する。
== 主なエピソード ==
[[モスコー]]で大道別は、[[春日姫]](モスコーの[[八王神]]・[[道貫彦]]の娘)に化けた[[銀毛八尾の悪狐]]の首を[[破軍の剣]]で斬った時に、その血が口に入ってしまった。そのため全身の血が汚れて、明察・勇猛な大道別も、精神に異常を来し、発狂者となり、聾唖、痴呆となってしまった<ref>{{rm|3|32|破軍の剣}}:「道別は春日姫の悪狐の首を斬り捨てたるさい、そのほとばしる血の一滴を口に呑み、その血は身体一面にひろがり、さしも明察にして勇猛なりし大道別も精神に異状をきたし、発狂者となりにける」</ref> <ref>{{rm|3|33|巴形の斑紋}}:「邪神の血液の一滴口中に飛び入り、ために全身の血液けがれて聾唖となり痴呆となり、かつ発狂者となりて」</ref>。〔{{rm|3|31|竜神の瀑布}}~{{rms|3|32|破軍の剣}}〕
大道別は[[モスコー]]を出て、長い歳月、各地を漂浪する。[[南高山]]の谷間に転落し、頭を負傷、多量に出血する。その出血によって精神や、耳、目、口は回復した。南高山の神司([[玉純彦]]、[[高山彦]]ら)に発見され、南高山の城塞に連れて行かれる。[[八島姫]](南高山の主神・(南高山の守神・[[大島別]]の娘)の身代わりとして[[荒河明神]]の生贄になるが、逆に荒河明神を退治した。そこへ女神([[国直姫命]])が天から下り──汝はこれより仮に道彦と名乗り、各地を巡って悪神の陰謀を探れ──と命じた。〔{{rm|3|33|巴形の斑紋}}~{{rms|3|34|旭日昇天}}〕
大道別は道彦と改名し、痴呆で聾唖のふりをして、[[南高山]]の城塞を出た。[[八島姫]]は生命の恩人である道彦の妻になりたいと思っており、道彦の後を追った。八島姫が後ろから声をかけるが、道彦は聾唖で聞こえないふりをして先に進んで行く。ついに八島姫は、生きて恋に苦しむよりは…と自決しようとするが、白狐が現れて自決を阻止する(道彦の身辺を守っていた白狐の[[高倉]]・[[旭]])。すると天使([[国直姫命]]の使神)が現れて、使命を伝えた。二人の使命はどちらも悪神の計画を探って[[国直姫命]]に報告せよというものだが、互いに相手の使命は知らされなかった。〔{{rm|3|35|宝の埋換}}~{{rms|3|36|唖者の叫び}}〕