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清彦・照彦

3,736 バイト追加, 2020年7月9日 (木) 16:54
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台湾島の[[カールス王]]は照彦王に感謝し、台湾と琉球と互いに提携して神業に奉仕することとなった。〔カールス王〕には[[八千彦]]・[[八千姫]]という一男一女がおり、照彦王には[[照国彦]]・[[照国姫]]という一男一女がいた。照国姫と八千姫、八千彦と照国姫がそれぞれ結婚し、両王家に親族関係が結ばれた。〔{{rm|28|18|天下泰平}}〕
 
== 結婚の因縁 ==
 
[[琉球沼]]にいた[[清子姫]]・[[照子姫]]は第四代天使長・[[広宗彦]]の四代目の子孫である<ref>{{rm|27|17|沼の女神}}:清子姫の歌「妾は聖地エルサレム 神の都に仕へたる 天使の長と現れませる 広宗彦が四代の孫」</ref>。([[比沼の真名井]]の宝座に仕えていた清子姫・照子姫は、広宗彦の弟・[[行成彦]]の子孫である<ref>{{rm|27|15|情意投合}}:「此照子姫、清子姫は其祖先は行成彦命であつて、四代目の孫に当つて居る。神勅を受けて、比沼真奈井に豊国姫出現に先立つて現はれ」</ref>)
 
清彦・照彦の父である[[常楠]]は、[[国彦]]・[[国姫]](国比古・国比女とも書く)の三代目の曾孫である<ref>{{rm|27|17|沼の女神}}:清子姫の歌「汝が父の常楠は 国彦、国姫が三代目の曾孫」</ref>。つまり清彦・照彦は国彦・国姫の四代目の子孫となる。
 
国彦・国姫は[[真心彦]](第三代天使長・[[沢田彦命]]の天使)の従臣である<ref>{{rm|3|45|猿猴と渋柿}}:「ここに国治立命は沢田彦命を天使長に任じ(略)真心彦を天使に任じ(略)また真心彦には国比古、国比女の夫婦および百照彦を従臣として奉仕せしめられたり」</ref>。
 
[[真心彦]]が自害して帰幽した後、真心彦の長男・[[広宗彦]]がその職を継いだ<ref>{{rm|3|47|夫婦の大道}}:「八百万の神人は命の生前の勲功を賞揚し、長子広宗彦をして、父の後を襲ぐべく神司らは一致して、国治立命に願ひ出でたり」</ref>。[[沢田彦命]]が天上に還った<ref>{{rm|3|49|袖手傍観}}:「沢田彦命はその諫言を馬耳東風と聞き流したるのみならず、無責任にも三人の娘を引連れ、妻を地上にのこして空に乗り、ふたたび天上に還りける」</ref>後は、広宗彦が第四代天使長となる。
 
国彦・国姫は、真心彦の帰幽後はその行動一変して、真心彦の後を継いだ広宗彦の命令に従わず、利己的に振る舞い、神界を混乱させた<ref>{{rm|3|48|常夜の闇}}:「真心彦の帰幽されし後は、その従者たる国比古の行動一変し、広宗彦の命を奉ぜず、利己的に何事も振舞ひ、いたづらに権力をふるひ、事足姫を軽蔑し、自由行動をとりて神人を籠絡し、つひに神界の混乱を来たさしめたるも、国比古の行為の不正なるに基因するもの多大なりけり」</ref> <ref>{{is|26|大正8年3月8日}}:「それから国常立尊の左の侍従を勤めて居りた、国比古之命は侍従長の真心彦命の国替に由り、首長の無くなつたのに気を赦るし、自由自在に自己主義の行り方を致して世に現はれ、大権力を振り舞はし、終に世界を乱して了ふたので在るぞよ」</ref>。
 
つまり清子姫・照子姫は神界を守ろうとした側(広宗彦)の子孫であり、清彦・照彦は神界を混乱させた側(国彦・国姫)の子孫ということになる。
 
この両者が、結婚する因縁であったことが、{{rm|27|17|沼の女神}}の清子姫・照子姫の歌の中で歌われている。
* 清子姫の歌「元を糾せば古より 切つても切れぬ神の綱」
* 照子姫の歌「神の結びし妹と背の」
そのため、清子姫・照子姫は琉球沼で清彦・照彦が来るのを待っていた。
 
一見、対立関係にある血筋なのに、なぜ結婚する因縁が生じるのか、具体的な理由は不明である。
== 脚注 ==

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