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アルの港
,→主なエピソード
* アマゾンに向かう[[高姫]]一行は、[[アリナの山]]の原野([[櫟ケ原]])を東へ進み、アルの港から船([[カーリン丸]])で北へ渡り[[ゼムの港]]に上陸した。<ref>{{rm|29|11|日出姫}}:女神のセリフ「汝これより常彦、春彦と共に此原野を東へ渉り、種々雑多の艱難を嘗め、アルの港より海岸線を舟にて北方に渡り、ゼムの港に立寄り、そこに上陸して、神業を修し、再び船に乗り、チンの港より再び上陸して、アマゾン河の口に出で、船にて河を遡り」</ref> <ref>{{rm|29|13|愛流川}}:「高姫は常彦、春彦と共にアルゼンチンの大原野、櫟ケ原を東へ東へと進み行く。アルの港迄は殆ど三百七八十里もある。何程あせつても一ケ月の日数を費やさねば、アルの港へは行かれない」</ref>
* アルの港が舞台となるのは{{rm|29|14|カーリン丸}}だけである。「一行は夜を日に継ぎ、漸くにしてアルの海岸に着いた。幸ひ船はゼムの港に向つて出帆せむとする間際であつた」
* 高姫一行よりも前に、[[鷹依姫]]一行も、アルの港から船で一行も、櫟ケ原で[[狭依彦]]の怨霊(その正体は[[木花姫命]])が与えた神示によってヒルの国のアマゾンへ向かった<ref>{{rm|29|4|野辺の訓戒}}:狭依彦の怨霊(禿化)のセリフ「お前はこれより東を指して海岸に出で、海ばたを通つて、[[巴留の国]]の[[アマゾン河]]の河口に出で、それより、河船に乗つて、[[玉の森林]]に向へ」</ref>が、これはアルの港から船で[[ヒルの国]]へ向かったことが船客の会話の中で語られている。<ref>{{rm|29|14|カーリン丸}}:「這々の体でウヅの国(アルゼンチン)の大原野を横断し、アルの港から船に乗つて、アマゾン川の河上まで行つたと云ふ事だ」「ウヅの国の櫟ケ原を横断し、アルの港からヒルへ行く途中、誤つて婆アはデツキの上から海中へ陥没し、皆目姿がなくなつて了つた」</ref>
== 脚注 ==