太玉姫

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太玉姫(ふとたまひめ)は、霊界物語に登場する人物。祝姫の後身だという神だが、素性はよく分からない。

第7巻第48章悲喜交々#に1回だけ名前が出る。「茲に祝姫蚊取別によく仕へ貞節並びなく、婦人の亀鑑と謳はれて夫婦は共に東西に別れて神の教を宣伝し、天の岩戸の変に於て偉勲を立てた雲依彦は蚊取別の後身にして、太玉姫は祝姫の後身なりける」

霊界物語で「太玉姫」の名が出るのはこれ1回だけであり、事蹟は「天の岩戸の変に於て偉勲を立てた」ということだけしか分からない。

雲依彦」の名が出るのもここ1回だけである。似た名前の「雲依別」なら第40巻第1章大雲山#第2章出陣#に登場する。バラモン教の大教主・鬼雲彦の右守である。

また、古事記や日本書紀にも、雲依別や太玉姫という神は登場しない。

ここに疑問がいくつか生じる。

  • 「天の岩戸の変」とは第12巻天の岩戸開きの物語のことか? しかしそこには雲依彦も太玉姫も登場しない。
  • 蚊取別と祝姫はこの章で結婚することになるが(しかし第10巻で離婚)雲依彦と太玉姫は夫婦なのか?
  • 太玉命と太玉姫との関係は?

いずれも答えは不明である。