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高山彦 (黒姫の夫)

1,376 バイト追加, 2022年9月10日 (土) 13:01
第27巻、第33~35巻
* 黒姫の3人目の夫か? 「三世の夫」という記述がある。{{rm|17|7|枯尾花}}:「(黒姫は)天狗の鼻の高山彦を '''三世の夫'''と定めてゆ」
* 年齢は黒姫と同年輩である。第24巻([[竜宮島 (豪州)|竜宮島]]が舞台)には「夫婦何れも五十の坂を四つ五つ越えたる年輩」<ref>{{rm|24|4|一島の女王}}</ref>と記されている。
* {{rm|17|7|枯尾花||a571}}の高山彦の歌によると──高山彦は[[フサの都]]で生まれた。妻子を捨てて、[[ウラナイ教]]の本部がある[[北山村]]へ行く(なぜ妻子を捨てたのか、なぜ北山村に行ったのかは不明)。そこで高姫にうまく説き諭され、ウラナイ教の信者となる。<ref>* {{rm|1733|721|枯尾花峯の雲||a042}}:高山彦の歌「フサの都に生れ出で(以下省略)」</ref>の高山彦の歌によると──高山彦は[[コーカス山]]で生まれた。父は[[千代彦]]([[大気津姫]]に仕える[[ヤッコス]])、母は[[万代姫]]。コーカス山に[[三五教]]の宣伝使たちが現れ([[第11巻]])、父母は[[大気津姫]](ウラル姫)に従い[[アーメニヤ]]に逃げた。3人の兄弟がおり、兄が家を継いだため、弟の高山彦は自由に行動できた。夜、館を脱け出し、女を連れて[[フサの国]]へ旅立った。途中、[[新井峠]]を越える時に、谷に架かった丸木橋から足を踏み外して、二人は谷底に落ちてしまった。たまたま杣人が通りがかり高山彦は命を助けられた。しかし連れの女([[お里]])の姿は見えなかった。どうやら激流に流されてしまったようだ。高山彦は失意した。だが、[[柏井川]]に架かる橋の袂で、夜、お里に顔がよく似た女に出会う(これが[[黒姫]])。二人は惹かれ合い、そのまま傍らの林の中に入って抱き合った。そこへ突然人の足音がけたたましく聞こえて来た。高山彦は驚いてそのままその場を逃げ去ってしまう。その後、[[フサの国]]をあちらこちらとさまよい、もしや[[お里]]は生きてはいないかと探し回ったが消息は掴めなかった。* [[玉治別]](旧名:田吾作)は、高山彦と黒姫との間に出来た子供である。 →「(旧名:田吾作)は、高山彦と[[黒姫]]が[[柏井川]]の林の中で抱き合った時に出来た子供である。 →「[[黒姫]]」「[[玉治別]]」を見よ
* [[第64巻]]で黒姫的人物は「[[菖蒲のお花]]」という名前で登場するが、高山彦的人物は同じ「高山彦」という名で登場する(ただしお花の夫とは書いていない)<ref>第64巻で「高山彦」の名は次の1回だけ出る。{{rm|64a|19|祭誤}}:「あとには[[曲彦]]、[[寅子|虎島寅子]]、[[菖蒲のお花]]、[[久之助|虎島久之助]]、'''高山彦'''等が首を鳩めて協議を凝して居る」</ref>。
実は高山彦は、[[綾の聖地]]の伊勢屋の奥座敷に下女の「虎」と隠れて遊んでいた。<ref>{{rm|33|20|昔語}}:高姫のセリフ「肝腎の目的物たる高山彦さまは、灯台下は真暗がり、足許の伊勢屋の奥座敷にかくれて居られましたのも御存じなく」、黒姫のセリフ「よい年をして居つて伊勢屋の下女と何とか彼とか」</ref> <ref>{{rm|34|2|孫甦}}:孫公が神懸かりして歌った歌「命に替へた高山彦さまは 伊勢屋の娘の虎さまと 意茶つき廻つて酒を呑み 意気揚々と今頃は 石の肴を前に据ゑ 固い約束岩の判 石に証文書き並べ いよいよ真の夫婦ぞと 朝から晩迄楽んで 意茶つき暮す面白さ」</ref> <ref>{{rm|35|24|歓喜の涙}}:玉治別のセリフ「実は高山彦さまが、筑紫の島へ渡ると捨台詞を使つて、あなたにお別れになりました。私もさうだと思つて居つた所、豈計らむや、高山彦さまは伊勢屋の奥座敷にかくれて暫く御座つたさうですが、黒姫さまがいよいよ自転倒島を立たれた時分から、ヌツと顔を出し、毎日日日錦の宮へ御出勤になつて居られますよ」</ref>
黒姫は若い時にたまたま出会った男と一夜を共にし男の子(黒姫は若い時、たまたま出会った男と一夜を共にし男の子([[玉治別]])を産んだ。その男とはその夜限りだったが、実はそれが高山彦だったことが判明する。(そうとは知らずに高山彦と黒姫は結婚していた)<ref>{{rm|33|21|峯の雲}}:「玉治別よ黒姫よ 高山彦は汝が父ぞ 汝が昔の夫ぞや」</ref> →詳細は「[[黒姫]]」を見よ
== 脚注 ==

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