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顕恩郷

1,199 バイト追加, 2021年1月17日 (日) 18:18
エピソード (3)
[[半ダース宣伝使]]の6人が加勢に現れ、7人で顕恩城に入る。[[鬼雲彦]]夫妻が現れ、7人を歓待し、食事を振る舞い、16人の美女が舞曲を演じる。すると食事に毒が入っており、一緒に食べていた城の上役数十人はみな苦しみ出す。7人も苦しい振りをした。鬼雲彦が毒を入れておいたのだと高笑いする。その時、16人の美女たちが懐剣を抜いて鬼雲彦夫妻を取り囲んだ。彼女たち([[八人乙女]]とその侍女)は[[神素盞嗚大神]]の密使で、密かに鬼雲彦の身辺に仕え、時機を窺っていたのだ。鬼雲彦夫妻は高殿から堀を目がけて飛び込むと二匹の恐ろしい大蛇となって空中を泳ぐように姿を隠した。[[妙音菩薩]]が現れて、太玉命は本城に留まり、愛子姫と浅子姫は太玉命の身辺を保護し、他の宣伝使や女たちはエデン河を渡り[[イヅ河]]へ向かえと命じる。顕恩郷は三五教を奉じ、再び元の天国を形成した。〔{{rm|15|3|十六花}}~{{rms|15|4|神の栄光}}〕
 
[[天照大神]]が[[天の岩戸]]に隠れた後、[[太玉命]]は[[天教山]]に登った。不在を[[愛子姫]]・[[浅子姫]]が守っていたが、[[鬼雲彦]]が戻って来て顕恩郷を襲ったため、二人は顕恩郷から逃げた。〔{{rm|15|16|水上の影}}〕<ref>{{rm|15|16|水上の影}}:浅子姫のセリフ「天の太玉命、顕恩郷に現はれ給ひ、バラモン教の大棟梁鬼雲彦を神退ひにやらひ給ひ、妾は愛子姫様と共に、顕恩城を守護しまつる折しも、天照大神様、天の岩戸に隠れ給ひしより、太玉命は急遽、天教山に登らせ給ひ、その不在中、愛子姫様と妾は城内を守る折しも咫尺暗澹として昼夜を弁ぜず、荒振神は五月蝿の如く群がり起り、鬼雲彦は又もや現はれ来りて、暗に紛れて暴威を逞しうし、妾主従は生命も危き所、闇に紛れて城内を逃れ出で、エデンの河を生命からがら打渡り」</ref>
=== エピソード (4) ===
[[鬼雲彦]]がまだ顕恩郷を支配していた時のエピソード──。が顕恩郷を支配していた時(太玉命が来る以前だと思われる)のエピソード──。[[鬼熊別]]の部下の[[友彦]]は、鬼熊別の娘の[[小糸姫]]を手に入れて、自分が鬼熊別の後継者(副棟梁)になり、あわよくば鬼雲彦の地位(大棟梁)を奪おうという野心を持っていた。エデン河で酒宴が催された時、船から落ちた小糸姫を助けて、鬼熊別夫妻の信任を得る。小糸姫と親しい仲となるが、鬼熊別は友彦の下劣な品性と野卑な面貌は副棟梁に不適任と思い、二人の結婚を許さなかった。友彦と小糸姫は将来を案じて、顕恩郷を脱け出し、[[シロの国]]へ隠れてしまう。〔{{rm|24|1|粉骨砕身}}~{{rms|24|2|唖呍}}〕
== 38万年後 ==
* [[第5巻]]・再版(昭和4年6月30日):「天恩郷」
* [[第63巻]]・再版(昭和6年3月30日):「天恩郷」
* [[第15巻第6巻]]・三版(昭和7年7月15日):「天恩郷」/[[校正本]]・三版(昭和7年10月1日):「天恩郷」/校正本で「顕恩郷」に修正。(最初の校正は昭和9年4月、最終校正は昭和10年1~2月)で「顕恩郷」に修正。* [[第16巻第15巻]]・三版(昭和7年10月20日):「天恩郷」/校正本で「顕恩郷」に修正。・三版(昭和7年10月1日):「天恩郷」/校正本(最終校正は昭和10年3月)で「顕恩郷」に修正。* [[第6巻第16巻]]・三版(昭和7年7月15日):「天恩郷」/校正本(最初の校正は昭和9年4月9日)で「顕恩郷」に修正。・三版(昭和7年10月20日):「天恩郷」/校正本(最終校正は昭和10年5月)で「顕恩郷」に修正。* [[第24巻]]・三版(昭和8年7月30日):「天恩郷」/校正本(最初の校正は昭和9年4月12日)で「顕恩郷」に修正。・三版(昭和8年7月30日):「天恩郷」/校正本(最初の校正は昭和9年4月、最終校正は昭和10年3月)で「顕恩郷」に修正。* [[第5巻]]・四版(昭和9年8月15日):「顕恩郷」/第5巻の校正本(最初の校正は昭和10年3月29日)の原本はこの四版であるが、最初から「顕恩郷」に修正済みの状態で出版されている。・四版(昭和9年8月15日):「顕恩郷」/第5巻の校正本(最終校正は昭和10年3月)の原本はこの四版であるが、最初から「顕恩郷」に修正済みの状態で出版されている。
== 脚注 ==
== 関連項目 ==
* [[メソポタミヤ]]
* [[橙園郷]]
* [[エデン河]]

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