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霊界物語

1,754 バイト追加, 2020年4月9日 (木) 23:24
物語の年代
* 王仁三郎は口述開始の時に筆録者の一人の桜井重雄に「三界通覧」という書名にしようかと言っていたが、最終的には「霊界物語」になった<ref>木庭次守・編『霊界物語大辞典 総索引その1』p42:「出口聖師は口述開始の時に筆録者の一人の桜井重雄氏に「三界通覧」としょうかといわれていたが、「霊界物語」とさだめられた」</ref>。
* 霊界物語の「霊界」とは「霊妙な世界」の意味であり、顕界(現界)・幽界(地獄界)・神界(天界)の三界の総称である<ref>『水鏡』所収「霊界と神霊界」</ref>。
* 「ただ私は神示のまま、工作して口述するばかりであります」〔{{rm09|5|0001|序文}}〕
== 著述の動機 ==
|}
== 校正 筆録者 ==霊界物語の筆録者は計38人いる。 →詳細は「[[ファイル:聖師御校正本第6巻トビラ.jpg|thumb|||霊界物語第6巻の聖師御校正本のトビラ霊界物語の筆録者]] 霊界物語は短期間で急ピッチで著述と出版が行われ、王仁三郎による校正なしで出版されて行った。 昭和9年から10年にかけて、王仁三郎による霊界物語の校正が行われた。刊本にペン書きで校正したその原本を「[[聖師御校正本]]」(略して校正本)と呼ぶ。 校正作業は1つの巻に対して数回行われている場合もある。たとえば[[第6巻]](昭和7年7月15日発行の三版を使用)の最初の校正は昭和9年4月9日、最後の校正は昭和10年2月17日である。 [[天祥地瑞]]は最初から校正された状態で出版されたため、校正本はない。また[[入蒙記]]は[[出口王仁三郎全集]]に収録されたものを第二次大戦後に霊界物語に収録したので、やはり校正本はない。つまり第1巻から第72巻までの72冊の校正本があった。しかし昭和25年(1950年)12月31日午前2時半頃に[[天恩郷]]の本部事務所から出火して全焼し<ref>『[[大本七十年史]] 下巻』「{{obc|B195402c7432|梅花運動}}」</ref>、そこに保管してあった[[第1巻]]・[[第2巻]]・[[第27巻]]の校正本は焼失して現存していない<ref>[[愛善世界社版]]霊界物語第1巻p300「凡例」</ref>。」を見よ
== 口述地 ==
# 横浜・[[関東別院]][[南風閣]]
# 静岡・[[伊豆別院]](湯ケ島)
 
== 校正 ==
[[ファイル:聖師御校正本第6巻トビラ.jpg|thumb|||霊界物語第6巻の聖師御校正本のトビラ]]
 
霊界物語は短期間で急ピッチで著述と出版が行われ、王仁三郎による校正なしで出版されて行った。
 
昭和9年から10年にかけて、王仁三郎による霊界物語の校正が行われた。刊本にペン書きで校正したその原本を「[[聖師御校正本]]」(略して校正本)と呼ぶ。
 
校正作業は1つの巻に対して数回行われている場合もある。たとえば[[第6巻]](昭和7年7月15日発行の三版を使用)の最初の校正は昭和9年4月9日、最後の校正は昭和10年2月17日である。
 
[[天祥地瑞]]は最初から校正された状態で出版されたため、校正本はない。また[[入蒙記]]は[[出口王仁三郎全集]]に収録されたものを第二次大戦後に霊界物語に収録したので、やはり校正本はない。つまり第1巻から第72巻までの72冊の校正本があった。しかし昭和25年(1950年)12月31日午前2時半頃に[[天恩郷]]の本部事務所から出火して全焼し<ref>『[[大本七十年史]] 下巻』「{{obc|B195402c7432|梅花運動}}」</ref>、そこに保管してあった[[第1巻]]・[[第2巻]]・[[第27巻]]の校正本は焼失して現存していない<ref>[[愛善世界社版]]霊界物語第1巻p300「凡例」</ref>。
== 諸本 ==
== 物語の内容 ==
=== 物語の年代 ===
基本的には35万年前の物語だが、数十年前とか、数百万年前、6~7千万年前という記述もある。
 
また、仕組(経綸)としては「三千年の仕組」なので、3千年前の物語だとも言える。
 
* 35万年前
** 「殆ど三十五万年、古き神代の物語」〔{{rm09|18|0003|総説}}〕
** 「今より三十五万年 遠き神代に溯り」〔{{rm|35|1|言の架橋}}〕
** 「かかる例は三十五万年前の神代のみではない」〔{{rm|50|1|至善至悪}}〕
** 他多数
* 30万年前
** 「今より三十万年前の都会としては」〔{{rm|28|12|サワラの都}}〕
** 「南米(高砂嶋)の三十万年前の神示の物語ですから」〔{{rm09|30|0001|序}}〕
** 「三十万年前の地球の」〔{{rm|33|17|感謝の涙}}〕
* 「三十余万年前の太古の事」〔{{rm09|29|0003|端書}}〕
* 数十万年前
** 「数十万年前の物語であり」〔{{rm09|12|0001|序文}}〕
** 「数十万年前の神代の物語にも抱はらず」〔{{rm09|16|0001|序文}}〕
* 「数百万年以前」〔{{rm09|6|0003|総説}}〕
* 「これは今から六七千万年前の物語で」(編者の弁)〔{{rm09|2|0002|凡例}}〕
* 「大宇宙の完成するまでに五十六億万年を要したる時より以後の事」〔{{rm|6|1|宇宙太元}}〕
 
ただし次の4箇所は、年代や舞台が異なる。
 
* 第37~38巻
* 第64巻上下
* 入蒙記
* 第73~81巻(天祥地瑞)
== 脚注 ==

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